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猫虐待を容認するYouTuberへ猫を戻す決定をした沖縄県警の担当の方へ

拝啓

沖縄県民です。

既にいくつか意見が寄せられていることと思いますが、インターネット上にて、猫虐待を容認している飼い主へ、一度保護した猫を戻したニュースを目にしました。

https://www.bengo4.com/c_23/n_13465/

記事を読み、我が目を疑いました。県民として、強い憤りと県警に対する不信を訴えます。

きっと、自分たちは忙しい、もっと重大な事件を毎日扱っている、たかが猫の命、とお思いなのでしょうね。人のできることには限界がある。全てを救い理想通りにすることはできない。大きなことのためには、日常の些末なことには目をつぶらなければと言い訳をされていらっしゃるのでしょう。

ただ、そうやって(その人たちにとっては)小さなことを放り出して職務にあたっている人たちが、真に尊敬されるに足りるとは私には思えません。
誰かの大事なものを、命を平気で踏み躙ることができると行動が証明しているからです。そういう判断ができる人は、必ずどこかにその卑小な心根が滲みでていると思います。

何も、捜査して、該当のYouTuberを動物愛護法違反で逮捕してくれとまでは望みません。保護活動団体にそのまま預けていただけるだけでよかったのに。なぜ暴力を容認する人間の手に戻したのか、心底理解に苦しみます。

もし猫が死んだら、それは今回の判断をしたあなたのせいです。死んでいなくても、いま猫が苦しんでいるなら、それは今回の判断をしたあなたのせいです。

あなたが家族と幸せにご飯を食べているときも、仲間と楽しく語らっているときも、誇りを胸に職務にあたっているときも、殴られた猫が血を流し、不衛生な環境で怯え、痛みに苦しんでいるなら、それは全てあなたのせいです。もし死んでしまっていたら、どうかあなたの人生のどの瞬間にも、猫殺しという言葉が、あなたにつきまといますように、と願ってやみません。

これから沖縄県警がどのような成果を挙げようとも、どれだけ立派な組織になろうとも、「でも、あなたたちはあの時猫虐待を容認したんだよね」とラベリングされて行くことでしょう。それは仕方のないことです。犯罪者が自らの行いで裁かれるように、これはあなたたちの行動の結果なのですから。

敬具