女芸人の容姿いじられ、そして呼称問題
最近(って言ってもちょっと前だけど)テレビ番組をきっかけに、Twitterとかでも女芸人の笑いの取り方(ブスデブで笑いをとることの是非)で議論が起こっていました。
私は女芸人大好きなんですけど、特別好きじゃない人たちの意見はすごく参考になって
その中で考えたことを自分用にまとめときます(大した結論はないです)(最悪な予告)
「女性でお笑いをする人」の呼称
ジェンダー的には、もはや「女」芸人っていう呼称すらはばかられる感じすらする。(男芸人って言葉もあるけどね)
そういえば、清水ミチコさんのラジオ聞いてると自分たちのことを女子芸人っていうんだよね。
でも女子とか言ったら、「いや男子芸人って言いますか???女『子』なんていう呼称女性を馬鹿にしてる!!」
ってどっかの誰かに言われそうな怖さある(そんな人いない)(って信じたい)
女性芸人っていうのはなんかしっくりこないんだよな、もちろん阿佐ヶ谷姉妹さんとかそれこそ清水ミチコさんとか友近さんとかウィットに富んだお笑いされてる方ならピッタリなんだけど。
そもそも女性という言葉自体、まじめなトーンというか、お堅い感じがあるじゃないですか。
でも、くっだらない笑いの取り方する人も男女問わずいるじゃん(私は大好き)(まいあんつとか調べてほしい)
それに「女性」て。てかもう女性とか関係ないんよなそこまでいくと。
ウーマンコメディアンの方たちの中にも(呼び方迷走してるーー!)、自らが女であることを武器にする人もいればしない人もいるわけで。
それらを全部ひとまとめに性別で扱おうとすること自体、難しいのかなという気はする(結論薄すぎて薄墨桜なるわ)(ならんわ)
(番外編)ネットではこう呼ばれています
デジタルネイティブなのでネットを駆使して(そこまで頑張ってない)、
何が一番使われてるのか調べてみました。
①検索でヒットした件数
Googleで検索すると
「女芸人」では 約 65,400,000 件
「女性芸人」では約 68,100,000 件
ということでGoogleでは僅差で女性芸人の勝利ですね(個人的に意外!)
一方、Yahooでは
「女芸人」 約57,700,000件
「女性芸人」約69,700,000件
Yahooでは女性芸人の圧勝ですね(てか今気づいたけど女性芸人って検索しても普通に女芸人って書かれた記事がヒットしてるじゃん…)
②天下のWikipedia
Wikipediaでは
日本の人物>日本の芸能人>日本のコメディアン>日本の女性コメディアン(ピンと男女コンビの女性側はここに収納されている)>日本の女流お笑いコンビ(女性のみの二人組)
になってます。
さすが海外資本(?)、女流お笑いとか女性コメディアンとか、聞きなれないワードが多めです。
しかし、ここで疑問なのは女性トリオ、カルテットの存在がないこと。
調べてみると
カルテットのぼる塾は日本のお笑いグループ
トリオの3時のヒロインは日本のお笑いトリオ
同じくトリオの森三中も日本のお笑いトリオ、日本の女性YouTuber
に分類されてるようです。
ぼる塾がYouTuberじゃなくて森三中がYouTuberなところに、Wikipediaの思想が垣間見えます(見えない)
③天下の日本テレビ
ちなみに、女芸人No.1決定戦と銘打ったTHE Wの公式ホームページでは、
女性芸人の中から一番面白い"笑いの女王"を決定する「女芸人No.1決定戦 THE W」
と書かれています。
Wordで打ったら確実に表記の揺れを指摘されそうな名文、さすが日テレ!
女芸人という語呂の良さは生かしたい!
けど、女って言うのはさすがに怖いから添えとこ!
みたいに中途半端に配慮したのが垣間見える名文に仕立て上げています(いやたぶん意図ない)
まあもう笑いの女王でいいんじゃないんですかね?(一番選ばんやつ)
ガンバレルーヤはただただ好き
私の個人的な好みを言うと、THE W2017みたいにモテないネタ、デブネタ、ブスネタのワンパターンはあんまし好きくない(語尾でかわい子ぶるやつーー!!)
でもガンバレルーヤは大好きだよ。ずーっとずっと大好きだよ。(小1の国語の教科書にあったやつーーー!)
てかガンバレルーヤのお二人がたまに「私たち顔一本でやってきた」っておっしゃるんだけど、全然そんなことないと私は思ってて。
長年同居してる二人の関係性とか、よしこさんの時には心が折れそうになりながらも困難に立ち向かう姿とか、まひるさんのマイペースで姉御肌な一面とか。そういうのひっくるめて好きだし面白い。
もちろん顔真似も大好きだけど。私は彼女たちを全く不快に思わない。だって芸人なわけだし。
容姿をいじる行為に思うこと
ブスいじりには抵抗(もしくは無視)すべきって意見も理解はできるんだけど、私はちょっと考えが違くて。
私自身ブスとデブを兼ね備えてて、学生時代とか死ぬほどいじられた(いじめっぽいのもあった)んだけど、その時はいちいち言葉を真に受けて辛かったんよね。
でもある日、容姿さえも笑いに変えてしまう芸人さんたちの姿を見て、私も笑いに昇華して受け流しちゃえばいいんだって気づけた。
それからは、場が円滑に回るようになったしいちいち傷つかなくなって、なにより楽になった。
そして、今まで思い悩んでいた自分の容姿だって、笑い飛ばせるくらいちっぽけなものだって思えるようになった。
容姿に限らず、自分のウィークポイントが見方次第で武器に変わる。それってすごくない?パラダイムがシフトしちゃってない?(意味わかってないのに使うな)
もちろん、自己肯定感が下がったりとか、自虐癖がついたりとか、いいことばかりじゃないのは身をもって知ってるんだけど、
それでもあの時私がとった選択は自らの身を守るためには必要なものだったとしか思えないんんですよね。
批判されるべきは芸人のノリを日常生活で一般人に適用しようとする輩だと思うんだけどね。そもそも。
でも芸人がそれを普及させてるっていう意見もあるし、難しいな。
子どもって他人と違うことにすごく敏感で、たとえテレビで容姿イジリがなくなったとて、ブスデブいじりは継続するようにも思えるし。
結局いじり方しだいじゃないかな。でも取扱いが難しいネタであることは本当に事実だし、なくなる方向に行くような気はする。まあ、結論としては、わからない。(それ結論じゃない)
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