池波正太郎河北麻友子

コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。

今回は、池波正太郎先生と河北麻友子さんについて、記します。

なんでその組み合わせ?とおそらく、思われたと思います。
共通点は、名字02名前03の合計05文字のフルネームで、先頭の漢字が“さんずい”…ぐらい?(笑)

私が初めて買った池波正太郎先生の本が、『男の作法』でした。ちなみに、2008年、大学生の時です。
この本が出版されたのは、昭和です。

昭和という時代をかっこよく生きてきた男性、池波正太郎先生。
かっこいい大人が語る人生訓として、令和の現在でも共感できるものがいくつかあります。

ひとりの人間として、かっこよく生きたいと思うのは、自然なことです。
そのため、女性が読んで、使える要素を生活様式に落とし込むのも、ぜんぜんありです。

一方、河北麻友子さん。キャンメイク東京のCMでよく言っていましたね(正確には、株式会社井田ラボラトリーズの商品のCM企画として言っていただけですが)、

「女の子って本当に楽しい!」

これは商品特性上、ターゲットは20歳近くの女性であり、印象に残るフレーズを練りに練った結果なのだと推察します。

しかし、2020年以降のCMは、イメージキャラクターが小芝風花さんに変更され、

「かわいい!に出会える」

になりました。
以前のフレーズに対し、ネガティブな感情をもつ人がいるのも事実でした。女の子に限ったことなのか、本当に楽しいと思えているのは、順調な人生を歩んでいる一部の人たちだけだ、など。
変更は、致し方ないと思います。メインターゲットにする人たちの購買意欲を掻き立てて購入してもらうことが目的であり、CMのフレーズは、手段です。最終目的にはならないからです。こだわる必要性は高くありません。

『男の作法』、「女の子って本当に楽しい!」ともに、“男”と“女”という性別のワードはあります。
該当しない人は無関係・お断りではなく、受け手のみなさんは、誰でも、ひとりの人間として実りある人生を歩んでほしい。ベースはこの思いだと思います。
それがたまたま、発信者が男性として生きてきただけであったり、商品のメインターゲットが女性であるだけの話。池波正太郎先生も、河北麻友子さん(株式会社井田ラボラトリーズと、そのCMを企画した会社)も、本心はそう願っている、と私は信じています。

令和の時代、ひとりの人間として、自分にしかない視点・センスで、価値を生み出すにはどうしたらいいか、という考えが、前向きで合理的だと思います。

最後に…
池波正太郎先生『信長と秀吉と家康』の、14ページに、この記述があります。

織田信長の少年時代は、少女のような顔立ちで、女性ものの着物着用で踊ったこともあったそうです。

「本当に楽しい!」

というニュアンスの発言を、織田信長がした可能性も、ゼロではないと思います。

ありがとうございました。

サポートいただければ、本当に幸いです。創作活動に有効活用させていただきたいと存じます。