マガジンのカバー画像

コボれ落ちる言葉たち

69
コボのエッセイです。
運営しているクリエイター

記事一覧

文章を書くことで自分自身が規定される

長らく休止してしまっていたnoteですが、ぼちぼち再開させようと思います。 以前は毎日書いて…

135

長編小説を書くことと、noteを書き続けること

SNSを開けば、最近はいろいろな出来事が起きている。京都での放火もそうだし、吉本興業の件も…

162

夢日記をつけましょう

空を飛ぶ夢を、たまに見ます。 自分の身体は、人間のまま。だけど、パタパタ、パタパタ、と頑…

93

美容師って素敵な職業だと思う

美容師さんと、他愛もない話をするのが好きです。 「話さないでそっとしておいてほしい」とい…

86

平日の早朝にデートをしよう

僕と妻は、とても仲がいいのですが、結婚する前に二人でやっていたことがあります。 それは、…

114

創造のススメ

妻が、絵を書き始めたという。 僕は毎日、小説を書く時間を取っているのだが、僕が小説を楽し…

86

村上春樹は永遠のインディーズバンドだ

村上春樹の発明は「村上春樹いいよね」っていうと、なんとなくその発言者が格好良く見えるところにある。 数多くの作家がいる中で、なんで彼だけこういうポジショニングを取れるのかを考えていた。 ようやく思い立ったのは、「村上春樹は未だにインディーズバンドなのかもしれない」ということだった。 *** とあるバンドが、メジャーデビューした。 インディーズ時代からのファンはいう。「なんか、変わっちゃったね」。 その感想は、しかしながら、本質を捉えている。 ミュージシャンがメジ

自転車がなくなった

マンションの駐輪場に、自分の自転車がなかった。 「あれ?」と、瞬間的に思う。「盗まれたか…

73

とりあえず「Official髭男dism」を聴いてほしい

最近、ハマっちゃってるバンドがあります。 その名も「Official髭男dism」。 オフィシャルヒ…

115

三流が二流になることも、一流が超一流になることもない

今回もまた、こちらのnoteでも触れた、スティーブン・キングの「書くことについて」から。 彼…

81

いつだって箱の中にいる

「無理」という言葉は、本来、存在し得ない言葉だ。 限界を作ってしまう人間が、都合よく作り…

56

「例えば」という往復切符

すごく細かい話をするのだけれど、「例えば」という接続詞が好きだ。 それは僕らを、旅へ連れ…

76

もし告白されたら

もし告白されたら、付き合ってみるのがいい、と、この年になって思う。 相手が誰であれ、相手…

102

恋人とユニゾン

「和音」は音楽用語であり、3つ以上(2つの場合もある)の高さの音が同時に響くことを表す。 「和音」は、音楽理論の一番のコアとも言える。 和音が存在し無ければ、いい曲は作れない。 *** 恋人の存在は、例えるなら「人生の和音」だと言えるだろう。 自分とは違った人生を歩む恋人は、自分に新しい価値観や生き方の可能性を与えてくれる。 二人の和音が美しく共鳴する時、それは「お似合いのカップル」と呼ばれることになる。 *** そんな二人だが、もし結婚すると、二人は同じ人生