「何故、世界を旅するのが“自分探し”になるのか」


「「普通と違う」と言われることが嫌なんです」

という、クライアントさんがいまいた。

もう少し聞いてみると、それは“普通と金銭感覚が違う”ということでした。

たぶん、多くの人が言われると思うんですよ。

彼氏彼女旦那奥さん、ひいては友達知り合いフォロワー他人から、「それおかしいよ!普通じゃないもん」って。
金銭感覚以外にも食事・睡眠・交際方法とかいろいろ。

その感覚っつーものは何かというと、“尺度”とも置き換えられるんだと思います。

尺度があるから、比べることができる。

ここで問題は、その尺度における「普通」とか「中間層」とか「一般的」というのはどこからくるんでしょうか?

尺度とは、つまり

・環境
・教育
・規則

という3K(たまたま全部Kだった笑)が作り出す幻想です。

どんな環境にいて、どんな教育がなされてきて、どんな規則が適用されているか、で尺度は変わります。何故尺度が必要なのかというと、管理(4K!!笑)のためです。

例えば、
日本人の高校生で、偏差値65くらいの私立高校にいるとします。
日本人ばかりで、義務教育を受け、偏差値の高い高校に高い学費を払って入り、偏差値の高い大学を目指す子たちばかりです。それに価値を感じている親がいます。それに見合った教育があります。そして、その環境に合わせた規則があります。

そこで、受験シーズンに、「俺世界が見たいから世界1周旅行したいっす」って言ったらどうなるか?

「受験が嫌で言ってんだろう」「現実から逃げるな」「大学に入ってからでいいじゃないか」って言われますよね?

その意見て何か?

「これが正しいんだ」という尺度、「これが普通だ」という尺度に当てはめて、そこからずれることを「異常」だと判断し、その尺度からすると正常そうな意見を押し付けることをし、型にはめる。つまり、管理する。

これで育っていくと、それが「当たり前」になっていく。

あたかもそれが正しいと思い込み、自分の頭を洗脳していきます。

そこで育った高校生が大人になり、就活を迎えます。

その際に、心では「世界1周にいきたい。そして、世界中色々なところで働いてみたい」と思っていても、頭のなかに出てくる言葉は『まわりの良い大学に入った大学生は、就活をし、良い会社に入って社会人になる。俺もそうしたほうが良さそう』という言葉です。

それは、これまでの教育・環境・規則の中で作られた尺度に自分を縛りつけ、本当にやりたいことがあるにもかかわらず作られた尺度に沿って生きるということです。

別にどっちでも良いんです。

尺度はどこまで行っても、環境・教育・規則に依存するので、そこから100%ピュアに抜け出せることはないと思うし、どの尺度にも正解があるわけじゃない。

ただ、自分の納得する尺度で、自分で人生の舵をきることはできると思います。

人生を変えたいと思うのであれば、尺度を見直すといいと思います。

尺度は、環境・教育・規則です。

自分探しの旅で世界に行く人がいますよね。僕はあれ、めっちゃいいと思います。

3Kが全部一新されるので。

付き合う人を変えるというのも、3Kの一新になりますね。

いつも通りのメンバーでいつも通り過ごすのもいいと思います。けど、たまにはそれを抜け出してもいいんじゃないでしょうか。

そうやって尺度をぶっ壊していると、自分が勝手に隠してきた心の声が聞こえてきます。

そして、ヤリタイ・ナリタイも自然と見つかってきます。

そう、答えは自分の中にもうあるんです。

世界にでるのは、尺度を一新し、自分の心の声に気が付きやすくするためだと思います。

若者よ、世界にでよ!!笑

https://www.coachyuto.com/

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