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責任をとるとはどういうことか?

私はある音声SNSで、ストレングスファインダーの資質についてお話しています。
ストレングスファインダーの【責任感】という資質は、一度やると言ったことは必ず実行する精神のこと。
これが上位にある人は、正直さや忠実さなどの普遍的価値観を達成することに意義を感じて行動すると言われています。
「約束」や「信頼」という言葉を動機にして着実に実行してゆける資質ですね。
先日、この資質を2位、3位に持つ方々とコラボ配信をしていたら、「責任をとる」とはどういうことか?という話題になりました。

難しいです。時と場合、その時の自分の役割がありますから。
ライブを聞いていた方からは
「結果を出すこと」「辞職しておわり、は違う!」「だれが責任をとるんだ?という人は責任感がないのでは?」などの意見が出ました。
私にはまだはっきり答えはでません。
でも今回は、時と場合で考えてとにかく書いてみようと思います。

まず仕事ではどうでしょう?
私は生徒を合格に導くのが仕事。
もちろん責任感を持って仕事をしていますがそれが達成できないこともある。
極端ですが「責任をとって辞めます」はまったく責任をとったことにはならないと考えます。
しかし、社則でそのようなものがあれば従いますね。
コラボした方が言った英語でいうliability。
しかし、ストレングスファインダーでいうところの責任感はresponibility。
合格できなかった生徒には、2次募集、後期試験などにむけて対策をするとか、浪人するか否かの相談にのるかいずれも納得のいくまで対応するでしょう。
しかしここで相手の希望が「放っといてくれ」という意向があれば不本意ながらそうしておくこともあるでしょう。
私より詳しく良いアドバイスやティーチングができる方がいればお願いすることもあるかも知れない。
前向きに「離れる」ということも視野に入れます。
いずれも相手との信頼関係を保つことに重点をおいた行動をするでしょう。

友人関係だったらどうでしょう?
約束を果たせなかったら?
当然「謝る」となるでしょうが謝ればよいというものではない、七つの習慣でいうところの”信頼貯金”を回復させる行動をするでしょう。
やはりこれは相手との信頼関係を続けるための努力をするということです。
ただ、「どうしてくれるの?責任をとってよ」と言われたらげんなりしてしまうかも。
実際の損失があったならば埋めますが、友情にliabilityは存在しないなあ。

恋愛関係だったらどうでしょう?
約束を果たせなかったら、友人と同じ行動をとるでしょう。
しかし心変わりを責めて、「今までの時間をどうしてくれるの?責任をとってよ」と言われたら?
友人関係以上にげんなりするでしょうね。
むしろ「責任」という言葉で縛りたくはない。

親子関係だったらどうか?
子供のしたことに親がどこまで責任をとるか?
子供の年齢などで違いはあれど、liabilityとresponsibilityどちらもまっとうしようと努めるでしょう。
テレビで事件の犯人の親や親族へのインタビューを見ると、親の責任はいつまでなのだろう?と思うことがありますが、(想像したくはないけれど)もし自分だったら親の責任として謝罪するのかも知れません。
もちろん謝罪が責任をとることではない、でもそれを子供に見せることでresponsibilityを全うしてほしいと願うでしょう。
これもやはり世間での信頼を取り戻してほしいから。
犯罪でなくとも、仕事や対人面でも背中を見せたい。

ちょっと重たい話題になってしまいましたね。
でも、考えることから自分にとっての責任とは「信頼関係」を保つことであることが分かってきました。
でも、自分にとってこの「責任をとるとはどういうことか」という問いにはっきり答えのでないうちは「責任をとってよ」という言葉は使えないなあと思いました。

写真は、「ムスカリ」です。
花言葉は、「自信」、「責任」、「やわらかさ」、「思いやりのある愛」だそうです。



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人は感情で動くもの。感情は揺れるもの。
一緒にロジカルに揺れながら進みましょう。

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