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コーチングの基礎

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ルー・タイスのコーチング・プリンシプルに基づいたマインド(脳と心)の仕組みと上手な使い方について説明しています。各記事には1つのテーマの解説と、それに対応するワークが含まれていま… もっと読む
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#ゴール

【13】 アティテュードについて、もう少し詳しく

私たちは、日々、情動記憶にもとづいたアティテュード(無意識の判断)に影響を受けて、判断をしています。 過去の記憶にもとづいて、「それをしたいか、したくないか」「するか、しないか」といったアティテュードが形成されています。 私たちは過去の記憶にもとづいた判断を無意識に自動的に繰り返しているのです。 その判断の繰り返しによって出来上がった現状は、未来にどうなりたいかではなく、過去の記憶にもとづいたものです。 いわば、目の前の現実ではなく、記憶の世界を生きているようなもので

【14】 無意識の行動(ハビット)

私たちは、日常生活のかなり多くの部分を無意識かつ自動的に行っています。 この無意識かつ自動的に行っている活動が、無意識の判断(アティテュード: attitude)と無意識の行動(ハビット: habit)です。 無意識の判断(アティテュード)が選択に関わるものであるのに対して、無意識の行動(ハビット)は習慣や行動など、より身体的なものです。 「コーヒーか紅茶かを選ぶ場面でいつもコーヒーを選ぶ」というのがアティテュードであるとすれば、「毎朝コーヒーを飲む」というのがハビット

【50】 アファメーションとセルフトーク

アファメーションは、ゴールを達成した世界の自己イメージの臨場感をあげる技術です。 自己イメージがコンフォート・ゾーンを決めるため、アファメーションはゴールのコンフォート・ゾーンの臨場感をあげる技術とも言えます。 アファメーションによって、ゴールの自己イメージ=コンフォート・ゾーンの臨場感が高くなることで、コンフォート・ゾーンがゴールの世界に移動し、創造的無意識の働きで無理なくゴールを実現していくことができます。 アファメーションは言葉、映像、感情の思考の3つの軸に基づい

【58】 2種類のモチベーション

「やる気がでない」 「どうすればモチベーションを高められるのかがわからない」 といった悩みを耳にすることは少なくありません。 また、それに呼応するかのように、「モチベーションの高め方」について書かれている本や記事もたくさん見つけることができます。 しかし、ひと口に「モチベーション」と言っても、実際には大きく分けて2種類のモチベーションが存在します。 そして、自分がどちらのモチベーションで行動を起こしているのかを認識していないと、自分の想いとは逆にゴールから離れる方向