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ミッションステートメント。

死ぬ直前になって,自分の人生を振り帰ったとき,あぁもう少し残業しておけばよかったとか,退屈な飲み会にしっかり参加しておけばよかったとか,TikTokを飽きるほど観ておけば良かった,とか思うだろうか。


たぶん思わない。

なら,それは僕の人生にとってあんまり大切な時間ではないということじゃなかろうか。


『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー/FCEパブリッシング/キングベアー出版)の第2の習慣の冒頭で,コヴィー博士は自身の葬儀を思い浮かべて,あなたの大切なひとたちが,どんな弔辞を読んで欲しいと思うだろうか?と問いかけます。

子どもたちが,僕の棺の前で,とても仕事が大好きで,仕事ばっかりしているお父さんでしたとか,家族よりも趣味に時間を掛けるお父さんでしたとか言われるのは切ない。

お父さんのおかげで僕らの少年時代は間違いなく幸せだったとか,お父さんが話してくれることは今もしっかりと胸に刻んであるとか,そんなことを言ってくれたらそれはそれは僕は自分を誇らしく思えるだろう。


そのとき僕が送った人生をどのように形容するのか。
どんな人生だったと言ってもらえるのがいちばんうれしいだろうか。

それがたぶん,そのまま今の自分にとって大切な価値観なのだろう。


ミッションステートメント。

人生の法として,そのことを書き出しておく。
もっとも大切な価値観を胸に,人生を歩んでいく。
選択に困ったら,ミッションステートメントに従って行く先を決めたら良い。

ミッションステートメントは,人生におけるコンパス。
コンパスの指す方向へ,歩いて行く。
方向さえ間違えなければ,どれだけ時間がかかるかわからないけれど,いつかきっとたどり着けるだろうと思う。

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