未経験の僕が仕事を辞めて学習塾を開校する話その17 ―集客について考える
集客どうしようかなー。
と考えていた頃の僕と言えば,ルートは期待が持てる順に
1.口コミ
2.看板
3.WEB
4.チラシ
5.SNS広告
と考えていました(今もほぼほぼそう考えています)。
最初にチラシのことをお話しします。
チラシの成績は,これまで何回かやってきたチラシ配布を振り返ると10000枚配って,0~2件の反応がありました。これは,他の同業者さんたちのデータともほとんど一致するので,たぶんイマドキは物理的にチラシを配った際はこのぐらいの反応なのでしょう。
新聞折り込みは,あまりに無作為なのでやめました。
チラシの配布については「業者さんに依頼」の一択です。
お金はかかりますが
チラシ配布のノウハウを持っている業者さんに印刷から配布まで丸投げが正解です。
自分で配るのはホント大変です。
大変なうえに叱られることあります。
夜中に手で配ってると職質うけますし。
無差別配布ではなくて,ピンポイント配布ができるのでとても便利です。どことは言いませんが,印刷から何からやってくれるところにお願いする方が,手間もお金も節約できます。
チラシって結局,受け取る側からすると,ちょうどいいタイミングで受け取らない限り,直接お問い合わせに繋がることは少ないです。例えばターゲットゾーンのオタクにチラシが配布されたとしても,塾なんてまったく考えてもいないタイミングで受け取ったのでは,そのままゴミ箱直行です。
一方で,ちょうど塾を探していたなんてタイミングで広告がくれば目にとまりやすいですから,塾を探していそうなタイミングで配布するのがもちろん一番応答率はあがります。
チラシ配ってからしばらくして,そのチラシをもって塾を訪れてくれる方もいらっしゃいます。そんときに想い出してもらえるようなチラシがいいですね。どう印象づけておくかというところです。
僕の場合はこれまで一度も学習塾っぽいチラシはつくってません。1にデザイン,2にデザインです。かわいくオシャレに。異論はあると思いますが,塾の実績だけでひとを呼ぶ時代は終わりました。
塾の実績の話は別にしっかり書こうと思いますが,なんとか大学,なんとか高校××名合格!みたいな謳い文句でひとを集めたいと考えるならこれはもう大手と本気でケンカする覚悟でいきましょう。
個人塾は,塾長の熱量ですべて決まります。
塾長のファンをどうやってつくるのかに尽きます。
成績なんて,生徒が本気になればどうやっても上がりますから,教える技術とか,問題の分析力とか,カリキュラムとかね,あんま関係ないと思ってます。そういうの気にするなら,大手塾の講師にでもなって本気で受験勉強する子どもたちと親御さんたちのために貢献するという手もあります。
僕は個人塾の役割は,いかに子どもたちにとって居心地の良い場所を提供し,いかに学習しよう!という気持ちに持っていくのか,そこが軸だと思っていて,そのうえではじめて学習効果をどう高めていくのかにすすめるのだと思ってます。
チラシ配布タイミングはご想像のとおりで的は外してないと思います。
夏季講習,冬季講習のタイミング。
新年度入塾のタイミング。
が狙いやすいところです。
大手が一周する前に,できればチラシ配布はしたいところですね。
あと大事なのは
いつ広告配布して,応答が何件あったか,みたいなデータはしっかりとっておくといいです。
たとえばチラシは2回1セットがいいです。
何回か同じチラシを目にすると,あれ,ここって前も見たことあったような…というかんじで繋がりやすいからです。
1回だけだと素通りするものが,繰り返すことで記憶に残りやすくなります。勉強といっしょ。
看板のこと
看板大事ですよね。
店舗そのものが看板の役割をするので,あたりまえですがやっぱり立地は重要です。大きな通り沿いに店舗があるだけで,そこを通りがかる度に宣伝になります。
それが叶わないのなら,せめて看板だけでも大きいとおりに置けるといいですね。
それも叶わないなら,店舗の中でも視認性の高い平面に大きな看板をつけましょう。
どっちにしても看板は業者さんと相談することになるので,配置についてもしっかり相談してください。その道のプロフェッショナルと相談するのがいちばん良いです。こういうところ節約してはいけません。しっかりお金は使うべき所につかう。これ基本。
と言いつつ,僕はあんま大きな看板してません。
塾っぽい景観にしたくなかったからです。
塾らしくない塾にしたくて,スタイリッシュに!美しく!エレガントに!かわいらしく!
とにかく見た目,塾にしたくなくて,リスキーながらそういうスタンスをとっています。これはもう塾のコンセプトの問題ですから,塾にそういうの必要ないと考えているお父さんお母さんや塾経営者のみなさんからは支持されなくてもいいという開き直り精神ですね。
ニッチな層には響くというか。
いいんですよ。みんなに好かれなくっても。
あの「ハンバーグ」ですら嫌いな子どもいるんですよ。あまつさえ「カレーライス」嫌いな子どももいるんです。
人気者の代名詞たるハンバーグやカレーライスでさえ嫌いだというひとは一定数いるんですから,全員に好かれるものなんてあるわけがないです。
それで十分です。
大切なのは響くひとをピンポイントで迎え入れることです。
そのために重要なのは地域への認知をなるべくはやく拡げることです。そのための宣伝活動だと考えましょう。
次回口コミの話に続く
目次
ご相談/依頼はこちらから
ご相談/ご依頼ありがとうございます。
初回はこちらからお申し込みください。
とにかくなんでも相談してください。モニタ価格で受付てます。
サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。