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続学習塾の選び方


そうでない学力を身につけたいひと。
場合によっては,学校の成績があがらないかもしれないけれど,それでも良いと考えるひと。

あるいは,そこそこ学校の成績にも繋がってくれて,でもまぁそれほど学歴にこだわらなくてもいいかなと思っているひと。

成績上がらないんだったら塾なんか行く意味ない!とまでは思わないし,そりゃぁ偏差値の高い高校や大学にも行ってもらいたいけれど,必ずしもそればかりに固執しているわけじゃなくて,もう少し柔軟に考えられるひと。



そういうひとは,受験のテクニックとか問題用紙を作成するテクニックみたいなものは人生には不要なので,ぜひ違う見方で学習塾を選んで下さい。


繰り返しますが
どちらが良いという話ではなくて,どちらが自分にあっているのかとか,自分らしく豊かな人生に繋がると考えるのかということです。

とかく学歴偏重とか,詰め込み教育とか,悪く言われがちですがそんなことはまったくないと思っています。それぞれに良いところがあって,それぞれに目的が異なるのだと考えるのがよいと思います。



さて,
それ以外の学力,生きるチカラを考えるとき,学習塾の指導力という観点では,選択するためのイメージは随分とかわってきます。


たとえば,2年生の1学期,定期テストの数学のテストが30点だったとすると,僕は当面の定期テストの点数はとりあえず気にしません。

2年生の1学期の定期テストが30点なのは,振り返ればきっと理由がみつかります。その理由に照らせば,おそらく基本ができていないことが浮かび上がります。

であれば,基本からしっかりとやりなおすことが最優先で,その作業は次の定期テストの点数を30点から70点にあげるなんてことには繋がらないからです。

次の定期テストの点数を30点から50点にとりあえずあげることは,どこの塾でもきっとできると思います。
公立中学の定期テストの問題っていずれにしても基本をしっかりおさえることで相応の点数をとることはできるものです。学習塾の先生たちでなくとも,出題される内容は予想ができると思います。大切なところだけしっかりやればいいのです。

ただ,今やっている単元だけ瞬間的に点数があがったとしても,それは実力がついたことにはならないので,定期テストがいくらできても,実力テストや入学試験では役に立ちません。

すぐに忘れてしまうでしょうし,根っこがわかっていなければ,応用だってできません。基本が大事なのは,スポーツだろうが勉強だろうが,仕事だろうが同じです。



そういう意味で,学習塾の指導力,とりわけ学習塾を選ぶ際の指導力は,どこを見るといいのかというと,

どこまで生徒ひとりに寄り添えるのか。

ですね。

これって指導力と言っていいかどうかわかりませんが,生徒ひとりひとりに寄り添うって,簡単じゃないです。数字に出ないところなのでなおさらです。

しっかり寄り添えているかどうか。そういう塾かどうかは,そこにいる生徒に聞いたらたぶんわかります。

そうでない塾は,「行かされてる感」が出ますし,ひとりひとりにしっかりと向き合っているならたぶんそれなりに楽しく通えていて,通うことが習慣化されていると思います。

これは,個別指導なのか,1対多の授業形式なのかとは関係ないです。生徒に寄り添えること,それはひとりひとりにめを行き届かせようと先生たちが努力をしているかどうかです。

簡単に言えば,
生徒ひとりひとりに対して,本気かどうかです。


熱意があっても,成績があがらないんだったら意味がないと考えている方には不向きですが,先生がしっかり生徒のことを見てくれていて,考えてくれているということは,テストの点数があがるとか,下がるとか,そういうこと以外にも良い効果があるかもしれません。

学校でもなく,家でもなく,子どもたちの第3の居場所として,学習塾は機能して欲しいと僕は思っています。
それこそが学習塾の新しいミッションなのだと考えています。


サポートいただけると燃えます。サポートしすぎると燃え尽きてしまうので,ほどほどにしてください。