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仕事の悩みを考える相談室/ライフキャリア自分ドック

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仕事のこと 相談するならキャリアコンサルタントへ! キャリアコンサルタントはあなたの仕事の悩みを解決する仕事悩みドクターです。
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2022年7月の記事一覧

相談してくれないのはなぜか。と考えるひとはきっと大丈夫。

明らかに困っているのに,困っていることを話してくれない時は,話せない何かがあることがほとんどです。 しかもそのうちの多くは,話せないそのひとではなくて,私自身に問題があることも少なくありません。 部下や子どもが,相談してくれない。 と,ぼやくとき,自分がそれを誘引している可能性に視点を移してみると,案外相手に「問題があるなら相談しなさい」と言うよりも簡単に相談してくれるようになったりします。 たとえば「私には話しにくいのではないだろうか」と仮定してみて,「何が話しづら

キャリアコンサルタントの試験

今日はキャリアコンサルタントの国家試験の日だそうです。 受験するみなさん,自分を信じて,がんばってください! かく言う僕は 筆記試験が得意です。 特にマークシートを塗るのが大好きです。 4択問題をじっと見つめていると そのうちのひとつが,なんとなくボンヤリ光り輝いてくるのがわかるんです。そしてそれを選んでおけばだいたい間違いませんね。 なんていう能力があったら便利だけど, マーク問題を正解する以外に使い道ない特殊能力ですな。

気持ちに蓋をしてしまって,なるべく見ないようにしている出来事。

気持ちに蓋をしてしまって,なるべく見ないようにしている出来事ありますよね。 結論を出さず,何かできることはあったろうけれど,結論が出るのが怖くって置き去りにしているエピソードありますよね。 そういう蓋をしたまま放置してある想い。 そこに置いてきた気持ち。 たまに解放してやろうかと思うことがあります。 しっかりと見返して,今の気持ちで,当時の想いを読み解いてみようと思うことがあります。 それで とりあえず蓋をしてしまった出来事をひっくり返してみたのですが,言葉にしたり文

できることから始めましょう。

順調に進んでいると,つい,ひとつふたつうまくいっていないことを見つけて,あーなんだか調子悪いなーと思ってしまう。 全体で見ると概ねうまくいっているのに,些末ないくつかの不調をわざわざ探してくる感じ。 悪いところに目がいくのは改善ポイントを見つけたという点でよいことなのですが,それはマイナス部分を改善ポイントと捉えることができて,さらにパワーアップにつなげられればの話なのですね。 しかし,たいていの場合,万事うまくいくことはなくって,ほどよく不調なところがあるのはあたりま

やりたい仕事ってなんだろう。

特にやりたい仕事なんてなくって,言われたことだけやりたいと思っているひとたちも結構な割合でいます。 面談時に,やってみたい仕事ない?なんて上司に聞かれて,仕事なんてできればやりたくないに決まってるなんて思ったこと一回はあるんじゃないでしょうか。 かくいう僕も,仕事しなくっても給料もらえるんならそれはそれでいい,仕事って好きとか好きじゃないとかいうものでもないよな,と思ったりもします。 ここでひとつ「やりたい仕事」にもう少し想いを馳せてみましょう。 たとえば反対に「やり

ひとの使命感にあぐらをかくような組織はなくなれば良い。

組織においてもっとも重要なのは人材です。 これを忘れている組織は衰退を免れ得ないと思っています。 しかし,教育と医療という分野では,人材をおろそかにしても簡単には目に見えた衰退はしません。 そこに所属しているひとたちが 命を削って,現状を保とうと必死で支えるからです。 なぜ支えるのかと言うと 教育と医療という分野は,いかに組織に問題を抱えていたり,いかに社会が無関心になったとしても,捨てることができないのは明白だからです。 目の前にいる子どもたち 目の前にいる患者さん

上司になにかしらの問題を感じたら,試してみて欲しいこと。

上司になにかしらの問題を感じるなら,聡明な若手諸君はぜひとも「影響の輪」に気をつけて,自分の手にあるものを有効活用してみてください。 さて,あなたの関心事すべてを「関心の輪」の内側にある事柄と考えて下さい。そしてそのうち,直接自分がコントロールできる,直接影響を与えることができる,そういうものが「影響の輪」の内側にあると考えて下さい。 上司の問題や課題点を直接部下のみんながコントロールすることはできません。我々がとれる行動があるとすれば,「その件についてじっくり話をする」

自分の意見を主張するときに気をつけたいこと。

自分の考えを主張することというのは,本当に難しいものです。しかしだからと言って,日本人によく見られる”主張しない美徳”というのはいかがなものだろうかと思っています。 自分が何も言わずに,伝わっていることを期待するというのはすなわち相手の思考に依存していることになります。 自分にできることをせずに,相手に責任を渡してしまっているという点で,主体性を失っているということもできるかもしれません。 けれど,やっぱり主張というのは難しく,両極端になりやすい自分がいることにも気が付

上司は自分のことを10分のイチぐらいに思っておくぐらいでちょうど良い。

部下の話をしっかり聴いていると答える上司と,上司にしっかり話を聴いてもらえていると答える部下では,圧倒的に前者の方が多く,その齟齬はいったどこからやってくるんだろう。 だいたいオトナは,自分の尺度で相手を測るのが常だから,しっかり聴いているなんて勘違い甚だしい結果になるのはあたりまえっちゃあたりまえ。 オトナが自分の尺度で相手を測るなんて根拠あんのか?と問われれば,先述のデータを差し出したらよかろ。 上司である僕らは,この際だから自分尺度の「聴いた」を10分の1ぐらいに

部下の話を聴くということ。

聴くということが実際にどれほど難しいのかは,「聴く」を学んだことがあるひとならたいてい実感できると思う。 聴くということを,意識していないと「私はしっかりと部下の話を聴いている」という見当違いのポジティブ自己評価になりがちなのではないだろうか。 かく言う僕も,自分が話している時間と部下が話している時間が8:2ぐらいを目指して話をしたいと思っているのだけれど,気が付くと自分がしゃべっている時間の方が長くなってしまうこともしばしば。 なんだか伝えたいことを全部伝えようとする

国立大学職員は言うほどホワイトじゃないような気がしている話。

大学職員って世間ではホワイト扱いなのですが,これはたぶん有名私学の話ではないだろうかと思うのです。 実態ってどんなかというと,コレ言っちゃうと身も蓋もないところですが,でもやっぱり大学によってかなり内情は異なると思っていて,逆に言えば複数の大学を渡り歩いているようなジョブ型雇用されてるような教員型か非正規職員としてあちこち所属してない限り本当のところはわからないだろうなぁというのが個人的な感想です。 まぁ,当たり前か。 国立大学の場合,給料は公務員さんの給料とまぁ同じ仕

国立大学職員になりたいひとのためにもう少しだけ考えよう。

続けて語るような内容でもないのですが,もしかしたら知りたいと思っているひともいるのではないかと感じたので,国立大学職員のことを書きましょう。 ところで,国立大学職員は平成16年から独立法人化されていて,今や純粋な国家公務員ではありません。このあたりの経緯については,google先生にお願いするといろいろ出てくると思うので,是非是非調べてみてください。 僕の印象では,独立法人化について世間が特別に盛り上がった記憶はありません。 なんとなく国家公務員の頭数を減らすために,国

やりたい仕事ってなんだろう。の続き。書きっぱなし

物事の多くはバランスが大事なものですから,よく見かける極ふりした結論や議論を真に受ける必要はほとんどないのではないかと思います。 遅刻はするけど,ものすごく成果が上げられるひとと,成果はほとんど出せないけれど毎日時間通りに出社するひと。 好きを仕事にしていなくちゃだめ!と,好きなことを仕事にしてはだめ! がんばらなくていいんだよとか,いつでもどんなときでも笑顔が大事とか。 ネットにあがる記事で,読み手を意識する場合,どうしても読んでもらうために誇張してかいたり,シンプ

キャリアコンサルタントの仕事。のさらに続き/国立大学職員&大学職員を目指すひと向け

キャリアコンサルタントとしての仕事の展望を考えてみたのですが,得意分野がいちばん良いと思うので,国立大学職員を対象にしたキャリアカウンセリングをやってみたいなーと思っています。 20代から30代前半ぐらいの若手層と主任級~係長級ぐらいの層を対象にして,問題解決や目標達成の糸口をいっしょに探すような仕事ができたらいいですね。 国立大学の現状を知る者として,事務職員さんたちへのフォローはほとんど最優先事項のように感じるのですが,大学の認知(とりわけ上層部たる教員組織の認知)は