夏、焼かないお肌の為の豆知識


始めに

毎年暑さが更新されていくような、最近の夏。
皆さんは日焼けをしない為に、どの様な対策をしていますか。
日焼けと聞くと、紫外線を思い浮かべると思います。

紫外線について

紫外線とは、
太陽からの日射は、波長により、赤外線、可視光線、および紫外線に分けられます。
可視光線より波長の短いものが、紫外線(UV)です。

紫外線の中でも、波長の長い方から、ABCと分けることができます。
私たちがよく耳にするのは、紫外線(UV)Aと、紫外線(UV)Bではないかと思います。
紫外線(UV)Cに関しては、オゾン層に吸収されるため地表には届かないので、
肌に直接影響があるのは、紫外線(UV)A、Bとなります。

紫外線の防御法は?

これらの紫外線を防ぐには、どんな対処方法があるでしょう。

身近な物だと、帽子や日傘?
もちろん、対策としては、ゼロではないけれど、散乱光や反射光を防ぐことは難しく、
散乱光や反射光まで防ぐには、サングラスや、UVカットの洋服やスカーフ、手袋、日焼け止めクリーム等が、有効になってきます。

屋外では、
     ・太陽からの「直射光」、
     ・直射光が、大気中の分子に当たって散乱した「散乱光」
     ・直射光が、壁や地面で反射した「反射光」
この3方向から紫外線を浴びるので、それらに対応した対策を心掛ける方が良いかもしれません。

また、屋内でも、普通のガラスは、紫外線を70%くらい通してしまうので、屋内にいるから絶対に大丈夫ということは、なさそうです。
ですから屋内にいても、日焼け止めを塗ったり、また、窓には、UVカーテン等で、防御した方が良さそうです。

たとえ、曇りの日や雨の日でも、
特にA波(UVA)は天候や季節に関係なく、地面に届いているといわれているので、紫外線対策は、必要かもしれません。
(B波(UVB)は、5月頃から増え、7月頃がピーク)


日焼け止めの数値の見方

ちなみに、
日焼け止めには、
・A波(UVA)に対する防御率を示す PA(ProtectionGradeOfUVA)
  →+~++++の4段階。
・B波(UVB)に対する防御率を示す SPF(SunProtectionFactor)
  →2~50、さらに50以上の場合は、「50+」と表示され、数値が大きいほど防御率が高まります。

数値の目安は、       
・日常生活では、       SPF20・PA+~++
・外出や屋外での活動では、  SPF30~40・PA+++ 
・日差しの強い中での活動では、SPF50+・PA++++

※目安であって、これで安心ではなく、段階よりも、2~3時間おきに塗りなおすことの方が、対策としては重要です。

お肌のデリケートな方は

日焼け止めには、紫外線吸収剤が、使用されていることが多く、紫外線防御力が高い一方で、使用する人の体質によっては、まれにアレルギーを起こす場合があるので、肌の弱い方は紫外線吸収剤無配合(ノンケミカル)タイプがおすすめです。

最後に

人にとって、食事だけで体に必要なビタミンⅮを摂取する事は難しく、太陽の光を浴びてビタミンⅮを体の中で生成する事は、大切な事ではありますが、
肌にいろいろと悩み事を作ってしまう、紫外線は、出来るだけ避けたいものですよね。
 
 
〈参考文献〉
『国土交通省 気象庁 紫外線とは』https://www.data.jma.go.jp/env/uvhp/3-40uv.html 
『意外と知らない?紫外線対策―資生堂』
https://www.shiseido.co.jp/dp/column/vol25.html 
 

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