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「あたたかな関係」を考える|「子育て」や「学びなおし」の3講座、開きます|白梅学園大学子ども学研究所から

白梅学園大学子ども学研究所(東京都小平市)では、毎年「公開講座」を行い、白梅学園大学の教育・研究成果を地域のみなさまにご紹介しています。

2022年度の春夏期には3講座を開講いたします。「みんなが使いやすいとは何か」を考えたり、子どもとのあたたかな関係作りについて考えたり――。「子育て」や「学びなおし」のさまざまな講座があります。オンラインで参加できる講座もあります。お気軽にご参加ください!

① 「白梅子ども学講座」3回連続講座
【子どもと大人のコミュニケーション講座〜子どもと大人がより良い関係性を築くために〜】

保育や福祉の現場において、子どもとの関わりだけでなく、職員同士、保育者同士のコミュニケーションも大切です。講座では、そうした保育や福祉の現場で求められるコミュニケーションとは何か、を体験的に学びます。

1回の講義と2回の演習【講義+実技】の計3回の連続講座。内容は関連していますが、1回のみの参加も可能です。参加費は、各回1,000円。

1回目:5月7日(土)13:30~15:00 オンライン(Zoom)
講師:市川 奈緒子(白梅学園大学 子ども学部教授)
「子ども・保護者とのコミュニケーションがうまくいかないとは?」

子どもに関わる現場において、子どもやその保護者とコミュニケーションがうまくいかないときに、なぜうまくいかないのか、どこがうまくいかないのか――。
今回の講座では、参加者のみなさまと一緒に、コミュニケーションを通して信頼関係を形成していくこととはどのようなことなのか?について考えていきます。

市川奈緒子 教授

2回目:6月11日(土)13:30~15:00 オンライン(Zoom)
講師:福丸 由佳(白梅学園大学 子ども学部教授)
「子どもと大人のあたたかなコミュニケーション
~CAREを用いた関係づくり~」
1回目の講座に続いて、応用行動分析の考え方や愛着理論などを踏まえたペアレンティングプログラムのCARE(Child-Adult Relationship Enhancement子どもと大人の絆を深めるプログラム)のワークなどを通じ、子どもとのあたたかな関係づくりについて考えたいと思います。

子どもとかかわる現場にいらっしゃる方はもちろん、子育て中の親御さんも、ぜひご参加ください。

福丸由佳 教授

3回目:7月2日(土)13:30~15:00 現地開催(白梅学園大学)
定員:40名(先着順)講師:安倍大輔(白梅学園大学 子ども学部准教授)
「コミュニケーションの手段としてのレクリエーションについて」
 
保育園や幼稚園、小学校、親子で楽しめるレクリエーションを体験します。風船や新聞紙、ボールなど、身近な道具を使います。初めて会った人とコミュニケーションを図ることの楽しさや留意点、コミュニケーションを円滑にするようなレクリエーションプログラムの作成について学びます。

安倍大輔 准教授

② 「白梅まなびの教室 2022」
【多様化する社会での〝みんなが使いやすい〟を考える~ユニバーサルデザインの基礎~】


日本は高齢化社会を迎えました。人口のほぼ3人に1人が65歳以上です。2016年には「障害者差別解消法」が施行され、あらゆる場面において、合理的な配慮が求められています。

人々の心身が多様な状況になっていく社会では、〝みんなが使いやすい〟をより一層深く考えることが必要です。講座では、〝みんなが使いやすい〟を考えるきっかけとして、ユニバーサルデザインの基礎や社会での実用例を紹介していきます。 

6月25日(土)13:00~14:30 オンライン(Zoomウェビナー)
講師:橋本 陽介(白梅学園大学 子ども学部准教授)
参加費:1,500円

橋本陽介 准教授

③ 「小学校・特別支援学校教育フォーラム2022」
【下手くそやけどなんとか生きてるねん―薬物・アルコール依存症からリカバリーした当事者が振り返る小学校・中学校時代と先生たち】

アルコールや薬物依存の当事者の立場から、少年時代を振り返りつつ、現代における家族問題、精神科医療の実態、学校教育の問題点とあるべき姿について語っていただきます。学校教員や精神科医療の従事者、福祉職員、子育て中の保護者の方、中高生など、多くの方々のご参加お待ちしています。

7月9日(土)13:00~14:45 オンライン(Zoomウェビナー)
講師:渡邊 洋次郎(「リカバリハウスいちご」生活支援員、介護福祉士)
参加費:1,500円(中高生・教員は無料)

興味のある講座がございましたらお気軽にお問合せ下さい。皆様のお申込みを心よりお待ちしております! こちらの白梅学園大学ホームページ(公開講座)よりお申込みください。http://daigaku.shiraume.ac.jp/openlecture/

【書き手】武田和彦。子ども学研究所の事務職員として、大学の先生が行う研究や地域活動のサポートをしています。また、大学図書館でも勤務していました。日々、専門書だけでなく、絵本に触れる機会も多いです。