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結論がなくても、誰かに伝えたかった子育てのこと

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子育て中の書き手がつづる、子どもをめぐるあれこれ
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#保育園

保育園に行くと、花束を抱えた息子がいた

子育ては「仕事」に生きる、が幻想でも

息子と保育園へ行く時、交番の前を通る。必ず挨拶してくださる警察官の皆さん。「もうすぐコウバンだね。ピッ(敬礼)しないとね」。歩くことに疲れた息子の機嫌が、急上昇する。ああ、ありがとうございます。登園時間は波瀾万丈なので、一期一会の一瞬の好意に支えられ、保育園や家にたどり着く。 子育てをしていると、とてつもなく親切な見知らぬ方にお会いし、助けられることがある。だけど、うっすら分かりにくい嫌がらせ(嫌み)を受けることもあって、ときどき心がついていかない。勘違いかもしれない。疲れ

息子の通う保育園が、休園になった

息子の通う保育園が、数日間休園となった。関係者が「陽性」になったという。だけど、関係者が、先生なのか、子どもなのか、はわからなかった。 保健所が混んでいて、「疫学調査」が終わるまでに数日かかった。休園中のその間、先生方が何度も電話で最新状況を知らせてくださった。だけど調査の結果、「濃厚接触者なし」で保育園は再開。園から届いたメールには「ご不便をおかけしました」とあり、切なくなった。保育園は、悪くない。 我が家は、私が在宅で仕事をしている日、保育園を休ませた。 息子は、私

「はね」に気がついた息子と出会うまで

昨日のお風呂上がり。4歳息子が自分の背中をしきりに触っていました。「あ、はねがあるよ、ママ!!」。肩甲骨のゴツゴツに気がつき、興奮気味。「みんなあるの?かっこいいよねえ」。 はねがあると、空を飛べるスーパーヒーローのように、強くなったような気がするとのこと。私の肩甲骨は凝り固まっていて、微動だにしませんが…。「腰が痛いので早く服を着て欲しい」と思っていた私も、思わず笑ってしまいました。 母になり、職場復帰したばかりのころ、子どもをお風呂に入れるのが苦手でした。子に「入らな