見出し画像

立冬の養生ごはんレシピ

二十四節気 「立冬」

二十四節気ごとに季節の食材を使ったごはんを考えます。
「養生」とは、身体と心のバランスを整えること。
今の自分に足りないもの、多すぎるものを把握して
普段の食事の中で補ったりバランスをとれたら最高。
ご自分の体調に合わせて、季節ごとの献立のご参考になれば幸いです。


この時期に取り入れたい食材

「立冬-りっとう-」
季節が秋から冬に入るタイミングです。
実際は、11月なのに夏日の気温だったり
やっと秋がきたかなーっていう感じですが
確実に大気が冷えて乾燥して来ています。

かくいう私も
自律神経が乱れ気味でして
気を付けていたのに貧血気味だったり
気分がふさいだりしております。
無理せず、日々の養生を続けます。

さて、11月といえば収穫祭
先日、神戸市内の産品が集まる収穫祭イベントが開催され
そこでいろんなお野菜を手に入れたので
今回はそれをどんなお惣菜にしようかなー
体内の胃や臓器を温める「温中、温陽」を意識した
スパイスをどう使うかという視点で組み立てます。

メニュー紹介

  • ビタミン菜のじゃこサラダ、薄揚げと炊いたん

  • 黒枝豆のスパイシー枝豆、混ぜご飯おにぎり

  • ピーマンのクルミ味噌炒め

  • ブロッコリーとピーマンのスパイシーフリット

作り方、手順

まずは、お野菜紹介
神戸旬菜といわれる、神戸市内で生産されたお野菜です。

ワインも映り込んでます

ビタミン菜
小松菜とほうれん草を掛け合わせたお野菜。
どう食べるのがよいのか生産者さんにおききしたところ
「葉っぱはお浸しにして、茎は炒めて食べてみて―」
とのことなので、それを参考にしつつ
小松菜の特性の方が大きく感じるので
小松菜でよく作るお惣菜を3品作ってみました。
ビタミン菜とじゃこのサラダ

カルシウムたっぷり

材料(2人分)
・ビタミン菜 4束分の茎部分
・ちりめんじゃこ 大匙1
・白ごま 小匙1
・きざみのり 適量
調味料
・マヨネーズ 大匙1
・からし 適量
・醤油 適量

作り方

ビタミン菜は茎とはっぱを分けて、
茎だけを塩茹でする。

2分ほど茹でたらざるに上げて冷ましておく

ボウルに調味料を混ぜ合わせる
からし、醤油は味の好みで加減してください。

ビタミン菜が冷めたら
水気を絞って、一口大に切り
調味料と和える。
ちりめんじゃこ、白ごまを入れて
混ぜ合わせ、最後に海苔をかけて完成です。

ビタミン菜と薄揚げの炊いたん

決め手はカツオ出汁濃いめ

材料(2人分)
・ビタミン菜 葉っぱ部分4束分
・薄揚げ 2枚
調味料
・水 250ml
・かつおだし顆粒 お使いの表記に合わせて
・料理酒 小匙1
・みりん 小匙1
・醤油 小匙1

決め手は「かつおだし」濃いめで!

ビタミン菜の葉っぱと薄揚げを
一口大に切る。

鍋に水、調味料を入れて煮立てる。
出汁は、絶対的にかつお

煮立ったら、先に薄揚げを入れて2分ほど煮て
ビタミン菜を入れて、1分ほど煮る。

冷まして味を染みさせたら完成。
お好みで、七味を入れると温プラス。
おすすめは、柚子七味です。

絶対的に、かつおだけの出汁がオススメ。

黒枝豆
この時期に旬を迎える「黒豆の枝豆」
丹波地方のブランド野菜ですが
今は各地でつくられております。
今回は、神戸の神出地区産を使いました。

枝豆って、品種ごとに個性ありますよね。
どれも好きです。

共通の下ごしらえ
枝豆のさやの両サイドをハサミで切り落とす。
さやごと塩もみして汚れと産毛を取る。
5分程度、塩ゆでする。
ここから調理です。

スパイシー枝豆

おつまみに最高

材料
・枝豆 
・生姜 1欠
・ニンニク 2欠
調味料
・花椒 小匙1(好みで黒コショウでも)
・ごま油 大匙1
・醤油 小匙1

フライパンは、火にかける前に
ごま油とニンニク、生姜を入れる
弱火で熱して、香りが立ったら枝豆を入れて炒める
油が回ったら花椒を入れて混ぜて
醤油を入れて全体を混ぜ合わせて完成。
辛味が欲しい方は、鷹の爪の輪切りか粉唐辛子をプラスしてね。

枝豆とじゃこの混ぜご飯おにぎり

何個でもいける

材料
・枝豆 
・ひじき 10g
・ちりめんじゃこ 10g
調味料
・醤油 小匙1
・みりん 小匙1
・料理酒 小匙1
追加
・白ごま

調味料を鍋で温め、材料をすべて入れたら
煮汁がほとんどなくなるまで煮る。
白米に白ごまと一緒に混ぜておにぎりにする。
簡単。

秋のピーマン

ピーマンのクルミ味噌炒め

クルミ味噌でいつもとちがう味わい

材料
・ピーマン 2個
・ちくわ 2本
・くるみ 5個くらい
・ごま油 大匙1
調味料
・料理酒 大匙2
・味噌 大匙1
・蜂蜜 小匙1

ピーマンは細切りに、ちくわは斜めうすぎりに
クルミは食べやすい大きさに砕いておく。
フライパンにごま油を熱したら
クルミ、ピーマン、ちくわの順で炒める。
調味料を混ぜ合わせて、水分が飛んだら完成。

ブロッコリーとピーマンのフリット

衣にスパイスをプラス

材料
・ピーマン 4個
・ブロッコリー 小さい房 4個

・薄力粉 大匙4
・片栗粉 大匙1
・水(炭酸水) 50ml
・クミンパウダー 小匙1
・塩 少々
揚げ油
・米油など 適量

ピーマンは小さめだったので丸ごと使いました。
大き目のものは半分に切る。
ブロッコリーは房にわけて、レンジで30秒加熱しておく。
ボウルに衣の材料を全て混ぜ合わせる。
鍋に揚げ油を熱して、180度でカラッと揚げる。
ブロッコリーの花部分は衣が入り込むので丁寧に揚げる。

味付けは、クミン以外にナツメグや五香粉でもよろしいかと

レシピ考案のポイント

今回は、神戸旬菜を主役に
お惣菜レシピです。
私がやりたいことのメインテーマです。

今までは、定食スタイルでのレシピを紹介しましたが
そのまま揃えるだけでは1食で終わっちゃいますが
1日1種類ずつ、日々のごはんに取り入れていただけると
その時期に欲しい効果を継続的に摂取できてよろしいかと。

毎日、同じセットを食べるのはしんどくても
1品ずつ、1日おきとかで食べるように
大事なのはバランスなのでね。

今回は、お惣菜
だいたいが作り置きできるものです。

神戸旬菜はいいとして
そろそろ冷えてくる時期なので
消化器官や臓器を温める事を意識。

前回に引き続き
プラス温です。
スパイスをうまく使って
温め習慣を続けたいです。
では、みなさま今日もご自愛ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?