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Twitterになげたボードゲームの話#3

注)2021/8/17若干読みづらかったので加筆修正しました。

・ボードゲーム初心者とは、とりあえずパーティゲームを遊んでおけばいいのか?

自分隙あらば、初めてボードゲームを遊ぶ人にも宝石の煌き(最近はマーベルスプレンダー)とかフルーツジュースとか拡大再生産系の中量クラス級のゲームのインスト(インストラクションの略、ボードゲームのルールや遊び方の説明を習慣的にこんな言葉で言い表します)をして遊んでもらっちゃいます。
何故ならボードゲームの本質的な楽しさってカードゲームとかパーティゲームのわーって短時間で盛り上がるゲームでは味わえないと思っているからです。
あ、決してパーティーゲームがダメだと言っているわけではなくて、面白さの方向性が違うのでどっちも楽しんでもらいたいと思っているんですよね。
インストしてみて思ったのは、いわゆる中量級といわれるボードゲームも思っているよりも初めての人たちにも受け入れてもらい易いと感じてます。
もちろん、いきなりじゃなくまずはこのくらいのゲームでどうかな?とゲームを遊んでいる様子を観察していけそうだなとか確認しますけどね。
要はジャブを挟んで本命のストレートを当てに行くくらいはします。
カートグラファーとかスカルキングくらいの40-50分を少し超えるくらいの長さのゲームなら結構受け入れてもらえる土壌があるかなとは感じてます。
もちろん、軽いパーティゲームの方が子供から大人まで受け入れてくれる間口は広いという前提が覆るものではありませんけれどもね。

・ボードゲームにはステップアップが必要?


ボードゲームには結構昔からステップアップ問題とかステップアップ幻想なんて言われる問題があります。
最近ようやくステップアップ問題とかステップアップ幻想とかそんな言葉が付きましたので比較的新しいことみたいな感想も見ますが、ほんとーに昔っから言われてたんですこの問題。
曰く、初心者は軽いカードゲームあたりから初めて、中量級のゲーム、重量級のゲームにステップアップするべき、というものですね。
ある意味でこれは正しい面もあります、初めてボードゲーム遊びますっていう人にアグリコラをお勧めするのはさすがにためらわれます……よね。
でも、中にはいるんですよね初めてのゲームがアグリコラでどっぷりボードゲームにハマりました!っていう人も、しかも結構少なくない人数。

例えが極端ですが、アグリコラとかテラフォーミングマーズから始めました!みたいな人もいれば、宝石の煌きとかカタンとかそれくらいのゲームからゲーム始めましたっていう人はたくさんいて、ボードゲームカフェには始めてきましたけどカタンやったことあります、みたいな人も意外といて驚くんですよ。

余談ですけど、カタンって初心者同士で遊んでると中々最後の得点の一押し(7-8点で停滞し易い)が、交渉を上手くまとめないと難しいので、たまたま得点カードを引いてこられるか偶然うまいこと素材が集まって点数が伸びる事がないと収束しずらいんですよね。
カタンが初めてのゲームで遊んでるみんなが同じくらいの習熟度だと割と長引き易いゲームだと思うんです。
ということは意外とカタンを経験してると、長いゲームの経験もあるって可能性が高いんですよね。

さらに余談ですけど、カタンあそんでても交渉はあんまりしたがらない人が多い様な気がします、お店で遊んでるのを見てるとですが。
多いっていうか、積極的に交渉する人とこういうふうに交渉するのも良いですよって説明しても、交渉に消極的な人の両極端に2分される様な気がしますね!

なので、カタンの経験あるなら比較的重いゲームも(ここでは中量クラスとさせてください)意外とすんなり入れるっぽいです
イスタンブールとか最初は?って感じですが、理解して貰えばかなり楽しんで遊んでくれてたりもしますね。

・本当は重ゲーを遊んでみてほしいんです

お店を始めた当初は、やっぱり軽いゲームがメインで、あんまり中量級クラスのゲームって遊ばれないのかな?いわゆる中量級ゲームって言われてるようなゲームを遊び始めると、ボードゲームのホントの面白さが分かってくると思うから、お店に来て遊んでくれる人も、中量級ぐらいのゲームを遊んで欲しいなぁと思っていたんですけど。
意外とみなさん、大きな箱のゲームに興味をもってもらえるので、自分が思ってるほどそのハードル高くないのかもしれないなって最近そんなふうに思っています。
ボードゲームってとっかかりの興味、遊んでみたいっていう熱量って自分はよく言っちゃうんですけど、そういう熱量が大事だと常々思っているので、そういう意味で興味を持ってもらえるのはほんとにありがたいなぁって思っています。

そういう意味でもGPさんが地道に広げていったカタンってすげーなって本当最近そう思いますね。

ドミニオンとか、イスタンブールとかちゃんと説明すれば分かってもらえるんですよね、初めての人とかでも。

ある程度様子見ながら、これはいけそうだなって思ってからですけど。

結構重たいゲームといわれるようなゲームが受け入れられる土壌が日本でも育ってるんじゃないかな?って最近は感じています。

元々はTVや動画でよく遊ばれているようなわかりやすいウェーイ!なパーティゲームばかり流行って一過性の流行で終わってしまうのかな?ってことも感じてたんです。
ですけど、コロナ禍でのリモートでボードゲーム  を遊んだり、オンラインでボードゲームしたり、家に引きこもっての巣篭もり需要などの中で、そういうある程度しっかりしたゲームに対する需要もちゃんとあるんだなって言うのがわかってよかったなとそんなふうに感じています。

何度も言いますけどパーティゲームがちゃんとしてないって事じゃないですよ、面白さのベクトルが違うのでどっちも遊んで欲しいってことです、念のため!

だから今は前ほど悲観も諦観もしてません
ちゃんと日本にもボードゲームを遊んでもらえる土壌が育っていると感じます。

なので、”中量クラス重量クラスのゲームへのインスト導線がなってない”

とか今の状況が全然見えていない、頓珍漢な事言い出すと結構恥ずかしいですよ?

という意味でもカタンってやっぱすげーなとGPさんやるなーとそう思います。
すいません、なんか上からで。

もちろん他のメーカーさんがたくさん良いゲーム出してくれるからこそのこの状況でもあるんですけどもね。

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