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ボードゲームの駒を塗る話#10

・大いなるクトゥルフを塗る話

長かったこのボードゲーム:クトゥルフウォーズを塗る話もついに最終回です。
最終回はクトゥルフ神話の顔、大いなるクトゥルフ陣営を塗っていきます。
もう大トリなので奇をてらわずに、基本に忠実にオーソドックスに塗装していきます。
というか、大いなるクトゥルフを塗っていたのは、もうほんとに締め切りのギリギリ間近で凝ったことをする時間もありませんでした!皆無です!
それでは早速塗っていきましょう。

・クトゥルフを塗る話

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大いなるクトゥルフの外見的特徴は、細いコウモリにも似たドラゴンのような羽に、山のような巨大な緑の身体、頭足類のような頭部、顔には顎髭のようにタコのような細い触手が垂れ下がり、巨大な鉤爪を持った手足に水かきをもち、ぬらぬらした鱗やコブに覆われた皮膚でその姿を見た人間は正気を保つことができないとされています。
なんと色情報があります!
ゲームにおいても大いなるクトゥルフの陣営カラーは緑なので、緑色に塗るしかありませんね。
それでは、クトゥルフを塗る話始まります。
#1 岩の部分以外をベースカラー:カリバングリーン(Caliban Green)で重ねていきます。
#2 その上からベースカラー:デスガードグリーン(Death Guard Green)を重ねます。
#3 シェイドカラー:ベルタングリーン(Biel-Tan Green)を全体に塗り重ねます。
#4 ドライカラー:ロングベアードグレー(Longbeard Grey)でドライブラシを施します。
造形を強調するように、部分的に強くかけたり、軽くかけたり調子をみながらかけていきます。
ここがクトゥルフの塗装のポイントですね。
#5 眼の部分をベースカラー:リードベルチャー(Leadbelcher)で塗装します。
#6 ベースの土台部分の波は、ベースカラー:コーラックスホワイト(Corax White)で塗り重ねます。
#7 シェイドカラー:ドラクノフナイトシェード(Drakenhof Nightshade)を重ねて海の色を表現します。
重力で、下の部分に塗料が溜まって複数回重ねるだけで綺麗なグラデーションができてくれるので楽です。
その上から、ロングベアードグレー(Longbeard Grey)で波頭に見える様にドライブラシを施します。
#8 岩部分にベースカラー:メカニクススタンダードグレー(Mechanicus Standard Grey)を重ねます。
その上から、カリバングリーン(Caliban Green)、デスガードグリーン(Death Guard Green)をランダムに重ねて、苔むしたようなイメージに塗っていきます。
最後にいつもの、ドライカラー:ターミナトゥスストーン(Terminatus Stone)でドライブラシをかけて完成です!

以上クトゥルフを塗る話でした。
造形がいいとちょっと塗ってあげるだけでホントかっこよくなりますねー。
シタデルカラーの性能も仕上がりを底上げしてくれるので、更にかっこよく見えます!
あれ?クトゥルフってっカコイイ系だったっけ?
おや、窓になにか…?

あぁっ…!窓に…っ!窓に…っ!

・クトゥルフの落とし仔を塗る話

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引き続いて、クトゥルフの落とし子:スタースポーンを塗っていきます。
基本的に色設計はクトゥルフと全く同じです。
#1 ベースカラー:カリバングリーン(Caliban Green)を重ねた上から、ベースカラー:デスガードグリーン(Death Guard Green)を塗り重ねます。
更にその上から、シェイドカラー:ベルタングリーン(Biel-Tan Green)を影部分に流していきます。
#2 ドライカラー:ロングベアードグレー(Longbeard Grey)で軽ーくドライブラシをかけます。
ベース部分はいつもの通り、ベースカラー:メカニクススタンダードグレー(Mechanicus Standard Grey)を重ねたうえにドライカラー:ロングベアードグレー(Longbeard Grey)でドライブラシをかけます。
眼の部分はベースカラー:リードベルチャー(Leadbelcher)で塗ります。
#3 クトゥルフと違うのは額の部分に露出した脳?の部分です。
ベースカラー:メフィストンレッド(Mephiston Red)のうえから、レイヤーカラー:エンペラーズチルドレン(Emperor’s Children)を重ねます。
最後にテクニカルカラー:ナーグルズロット(Nurgles Rot)をコートして完成です。

以上クトゥルフの落とし子を塗る話でした。
クトゥルフとほんとに変わらないので、あまり話すことがありませんが、渋いデザインの造形です。
ゲーム的にはクトゥルフ陣営の防御の要のユニットなので、一緒に攻めてこられるとウザいことこの上ないです。

・ショゴスを塗る話

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ショゴスの外見的特徴は、玉虫色に輝くタールのような真っ黒な粘液に、無数の眼や口や様々な器官が生えて浮いているといったような、かなりアレな見た目をしています。
そしてその特徴的な鳴き声テケリ・リ…が有名ですね。
早速塗っていきましょう。
#1 全体をベースカラー:リードベルチャー(Leadbelcher)で塗り重ねます。
#2 シェイドカラー:ベルタングリーン(Biel-Tan Green)とフューガンオレンジ(Fuegan Orange)、ドラクノフナイトシェード(Drakenhof Nightshade)でランダムに玉虫色っぽくグラデーションをかけます。
#3 ドライカラー:ネクロンコンパウンド(Necron Compound)で全体にドライブラシを施していきます。
#4 たくさんある目玉にベースカラー:ナガーロスナイト(Naggaroth Night)、リトリビューターアーマー(Retributor Armour)、レイヤーカラー:エンペラーズチルドレン(Emperor’s Children)、ルーサーンブルー(Lothern Blue)などで、色とりどりの眼にしていきます。
#5 ベース部分の土台をいつもの通りベースカラー:メカニクススタンダードグレー(Mechanicus Standard Grey)を重ねたうえにドライカラー:ロングベアードグレー(Longbeard Grey)でドライブラシをかけて完成です。

以上ショゴスを塗る話でした。クトゥルフ神話でも屈指の人気モンスターのショゴスですが、ゲームでは、深きものやカルト信者を喰って攻撃力を底上げしてくれる頼もしい味方です。
皆さんのイメージするショゴスっぽく塗装できたでしょうか?

・深きものを塗る話

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ボードゲーム:クトゥルフウォーズのフィギュア塗装、最後は深きものの塗装です。
クトゥルフ神話の愛すべき雑魚キャラクター、いわゆる半魚人たちですね。
#1 ベースカラー:カリバングリーン(Caliban Green)を重ねた上から、ベースカラー:デスガードグリーン(Death Guard Green)を塗り重ねます。
更にその上から、シェイドカラー:ベルタングリーン(Biel-Tan Green)を影部分に流していきます。
#2 眼をベースカラー:リードベルチャー(Leadbelcher)、歯をベースカラー:コーラックスホワイト(Corax White)、エラをベースカラー:メフィストンレッド(Mephiston Red)で塗ります。
#3 ベース部分の土台をいつもの通りベースカラー:メカニクススタンダードグレー(Mechanicus Standard Grey)を重ねたうえにドライカラー:ロングベアードグレー(Longbeard Grey)でドライブラシをかけて完成です。

以上深きものを塗る話でした。フィギュアとしては小さいですが、ゲームのユニットとしては、結構大いなるクトゥルフ陣営には重要なのが深きもので、攻撃の起点になるユニットなのです。カルト信者からお手軽に作れるのも便利ですよ。

・魔力マーカーを塗る話

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最後にそれぞれの勢力の魔力マーカーを塗っていきます。
黄色 ベースカラー:アバーランドサンセット(Averland Sunset)
青 ベースカラー:マクラーグブルー(Macragge Blue)
紫 ベースカラー:ナガーロスナイト(Naggaroth Night)
ピンク ベースカラー:コーラックスホワイト(Corax White)の上からレイヤーカラー:エンペラーズチルドレン(Emperor’s Children)を重ねます。
水色 ベースカラー:コーラックスホワイト(Corax White)の上からレイヤーカラー:ルーサーンブルー(Lothern Blue)を重ねます。
茶色 ベースカラー:モーンフェンブラウン(Mournfang Brown)
赤 ベースカラー:メフィストンレッド(Mephiston Red)
緑 ベースカラー:カリバングリーン(Caliban Green)
でそれぞれ塗ったあとに、ドライカラー:ロングベアードグレー(Longbeard Grey)でドライブラシを施して完成です。

・お付き合いいただきありがとうございました。

以上全10回のボードゲーム:クトゥルフウォーズを塗る話にお付き合いいただきましてありがとうございます!
最初から通して読んでいただいても、つまみ食い的に興味のある部分から読んでいただいても全然オッケーです。
この記事を読んで、クトゥルフウォーズではなくとも、ボードゲームを塗ってみたいと思ったり、フィギュアの塗装をしてみたいと思ったり、ウォーハンマーを始めミニチュアゲームを塗ってみたいとか、今塗っているミニチュアフィギュアの参考になったとか、どこかの誰かのなにかのお役に立てれば、書いたかいもあったかなと思います。
スキをしてもらったり、SNSでシェアしていただけたら励みになりますのでよろしくお願いいたします。

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