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小規模会社のコーポレートITになって、やって良かったこと

はじめに

この記事は「corp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#1 Advent Calendar」の12/12 担当のCo.と申します。
以前の投稿記事からもう数年…尻叩きの為に今回初参加しました!

今回の私のお題はタイトルの通りです。かなり読む層が絞られる記事になっていますが、ご意見いただけたら嬉しいです。


簡単に自己紹介

自己紹介エントリをサボっていた為簡単に。
現在30代。3社経験し、4回ジョブチェンジしています。

大学:文学部哲学科を専攻

新卒:損害保険会社のSE(COBOLをゴリゴリ書いてました)を4年半

転職:ホテル・旅館のライター兼コンサルを3年半

現在:10名規模のデザイン事務所でディレクター兼ライターとして入社
紆余曲折経て、コーポレートITにジョブチェンジして2年経過しました。

人事の方によく「変わった経歴だね…」と言われることに定評があります。私自身も書いていて「何やってるの??」と突っ込みました。だからコーポレートITになったんですかね…(?)
今の会社は小規模会社のため、コーポレートIT専任ではなく、ときどきディレクションやライター、採用、購買や法務に携わることもあります。

やってきたこと一例

  • MDMの導入、運用(JamfNow)

  • AppleBusinessManagerの導入、運用

  • オンライン採用の導入、運用フローの確立のためのアレコレ

  • 電子署名の導入、運用

  • 採用ピッチ資料の企画、作成

  • PPAP廃止に伴うファイル共有フローの見直しとシステム導入

  • ローカル→クラウドメールへ切替、導入(Gmail)

  • 社内セキュリティ研修の運営、実施

  • GASによる業務自動化

  • 社内Wikiの作成、各種マニュアル整備

  • セキュリティポリシー、個人情報保護方針、資産台帳など各種規定の作成、運用

など。あとは今、別会社のコーポレートITアドバイザーとしてもサポートしております。そのことも、別記事で書けたらと思います。

やって良かったこと3選

小規模会社ではほぼコーポレートIT(情シス)のお仕事は兼務の方がほとんどだと思います。何をしたらいいか分からない、どこから手をつけたらいいか分からない方に向けて、私がやって良かったことを3つシェアさせてください。
※ここでは具体的なお悩みに対しての方策は書きませんのであしからず

1.情シスSlackに参加したこと

情シスに携わっている人なら今更、、の話ですが。過去の自分にいの一番に言いたい。まずはともかく何をしたらいいか悩んでいる時間があったら情シスSlackの申請ボタンをぽちっと押してくれと。

  • 質問ができる(ありがたい)

  • 同じ悩みを抱えてた(る)人もいる(ナカーマ)

  • 専用コミュニティのため、諸先輩方がいることがとても心強い

相談できる有識者が周りにいないことは、当時なりたての私にとってとても心細いものでした。直属の上司が社長のため、すぐに相談もできず。。
このコミュニティから得られた知見、質問からのアドバイスが本当に今もいつも助かっています。


2.ミニマムで試してみる

元SEとはいえ、セキュリティのこと、運用周りのことはゼロからスタートしました。SaaSってなに?というレベル。
情シスSlackや本で知見を溜めました。
また、社内の現状分析をしつつ、上司である社長のやりたいことや、会社の方針をすり合わせていって(※)自分の解決案を提示していきました。

※吉田さん、sumiさんのnote記事がとても具体的で、真似したことで自分の意見を持てるきっかけにもなりました。ぜひご覧ください。
https://note.com/w_yoshida/n/n564d2526fda4
https://note.com/sumi_infra_lady/n/n94f278b75afc


ただ、提案をしていくためにも「自分が触ってみる」ことが大前提としてあります。システムを導入・入替する場合は、類似サービスも触ってみて、メリット・デメリットを添えると説得力が増します。クラウドサービスだと、ほぼ無料お試し期間がついてくるので、試すだけならコストはほぼゼロ。
できれば”これを使ったら仕事が捗る”ものだったら、上司など自分以外の関係者を巻き込んで試してもらい「便利だよ〜」と吹聴してもらうのが理想ですが、これは次の章でお話しします。


3.根回し

既存のシステムから新しいシステムに変えることを「良し」と捉える側面もあれば「現状維持」の方がいいと捉える側面もあります。

情シスSlack上でも、またコンサル時代でも、やはり「慣れているものからの脱却」はどんな便利な未来が待っていると説得しても、中々全員を納得させることは難しいものです。10名規模でこれだから、規模が大きいところはもっと。。

その中で、私がコーポレートITになって初めて社長に褒められたのが今回の「根回し」です

要は「自分以外の味方になってくれる協力者を増やす」ことです。

先ほどのミニマムで試してみるの最後に書いた、上司などの偉い人を巻き込んで、新しく導入したいシステムのテスターとなってもらいます。

ただ偉い人は総じて忙しい。タイミングや理由も大事です。
私の場合は、上司にあたる(他部署も含め)人のカレンダーを見渡して繁忙期で無さそうな人、あるいは、反対しそうな方をからアタックします。

「新しいこのシステムを使ったらあんさんの仕事捗りまっせ…!」
「この前おっしゃていたあの問題があら不思議!これだと解決できちゃいます!」

相手の利点を添えてお願いすると、高確率で協力してくれます。

また、偉い人が「OK!」「使いやすい!」と最初に効果を実感してくれると、その後に全体に通達するときに自然と味方になってくれます。さらに有難いことに、周囲に広めてくれたりします。ありがてえ!!!!

※ただ、正直これは私の会社のメンバーの皆さんがITの事情に明るい&新しいもの好きという特性もあるので、一概に運が良かったとも言えるかもしれません。。


以上が私が、右往左往の中、やってよかった3選になります。

今回の記事では具体的な悩みと解決法は書きませんでした。みてくださった方には、んなこと知ってるよ!!!という方、ご期待に添えずすみません。


小規模会社ならではの悩み、社内ニートになった話、入社3日目で会社を爆発させたいと社長に言ってしまった話などもまたいずれ別で書きたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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