西尾維新作品紹介(シリーズ作品編)

 こんにちは。T.A.です。
 昨今はもう一度ステイホームしないといけないような状況になっていますが、いかがお過ごしでしょうか。


 さて、前の記事では私は映画を紹介しましたが、今回は小説、それも西尾維新作品だけを取り上げたいと思います。
 現在刊行されている作品は100作以上ありますが、全て読んでいる方はなかなかいないのではないでしょうか。かく言うこの私も、最近の作品は忙しくて読めていません。


 どれから読めばいいか分からないときや、読んだことのないシリーズを開拓してみたいときの参考にしてみてください。最初に読んだときの感動を損なわないために、詳しい内容については述べていません。

1シリーズ目
「戯言シリーズ」「人間シリーズ」「最強シリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/60003948/vol_no/001

 この3シリーズは、主人公こそ違えど、登場人物がある程度共通しているので、実質1シリーズといえます。最初は推理小説ですが、段々バトル要素が強くなっていきます。
 戯言シリーズの1作目、「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」はデビュー作で、メフィスト賞を受賞しています。このシリーズの中で唯一アニメ化もしています。
 私が一番好きなのは戯言シリーズ2作目の「クビシメロマンチスト」です。西尾維新さんはこの本を3日で書き上げたそうです。信じられませんね。人間シリーズのメインキャラの零崎人識の初登場回でもあります。ストーリーが面白いのはさることながら、大筋には関係のない主人公と他の登場人物との会話にも注目して読んでいただきたいです。

2シリーズ目
「物語シリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/60004285/vol_no/001

 「化物語」や「傷物語」など、アニメ化も映画化もしていますし、一番知られているのではないでしょうか。私も一番最初に読んだ西尾維新作品は「化物語」でした。
 高校3年生の阿良々木暦と、吸血鬼、蟹、蝸牛、猿、蛇、猫…などの怪異との邂逅、それによる人間関係の変化が描かれています。
 現在も刊行され続けています。

3シリーズ目
「刀シリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/60004824/vol_no/001?s_keyword=%E5%88%80%E8%AA%9E

 これもアニメ化しています。12ヶ月連続刊行と銘打って12冊発売されました。スピンオフの「真庭語」というのもあります。「刀語」という題名なので物語シリーズの一種と思われがちですが、登場人物は1人も被っていません。時代設定も違います。二段組ではなく、1冊あたりのページ数も控えめなので取っつきやすいシリーズだと思います。挿し絵を描かれている方は戯言シリーズと同じ竹さんです。

4シリーズ目
「伝説シリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/60002673/vol_no/001

 戯言シリーズや物語シリーズと同じく、二段組の本なのですが、1冊が500ページ以上あります。挿し絵は一切ありません。ある日突然地球の3分の1の人間が死ぬ現象が起こった後の話です。読みきるのは大変だと思うかもしれませんが、面白くてさくさく読めます。10巻で完結しています。

5シリーズ目
「忘却探偵シリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/283310/vol_no/001?s_keyword=%E3%81%BC%E3%81%86%E3%81%8D%E3%82%83%E3%81%8F%E3%81%9F%E3%82%93%E3%81%A6%E3%81%84

 数年前の新垣結衣さん主演「掟上今日子の備忘録」というドラマの原作です。寝たら記憶がなくなってしまうため、1日で(寝るまでに)解決させる「最速探偵」と呼ばれている掟上今日子が、突飛な方法を使いながらも事件を解決していく物語です。
 現在も刊行され続けています。

6シリーズ目
「美少年シリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/60002413/vol_no/001

 美食のミチル、美脚のヒョータ、美声のナガヒロ、美術のソーサク、美学のマナブで構成される「美少年探偵団」に主人公の瞳島眉美が巻き込まれていく物語です。11巻で完結しており、来年アニメ化予定です。

7シリーズ目
「世界シリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/60005040/vol_no/001

 4冊発売されていますが、完結していません。続きの刊行予定も今のところありません。
 私は2冊目の「不気味で素朴な囲われた世界」がとても好きです。既に何回も読んでいるのにも関わらずテスト前日に読み返したことがあるほど好きです。ある意味メタ的な推理小説なのですが、初めて読んだときには推理小説の根底がひっくり返されたような気がして呆然としました。最後の一行までお気に入りです。是非読んでいただきたいです。

8シリーズ目
「りすかシリーズ」

https://booklive.jp/product/index/title_id/60004844/vol_no/003

 長らく3巻より先が発売されていませんでしたが、つい先日4巻が発売されました。アニメ化はされていませんが詠唱劇になりました。
 小学5年生の供義創貴と、同級生であり魔法が使える水倉りすかによるりすかの父親探しと魔法使いとの戦いが描かれています。


 読んでいただきありがとうございました。面白そうだな、と思った西尾維新作品がありましたら、是非手にとってみてください。次の記事ではノンシリーズを紹介していきたいと思います。

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