おすすめの映画を紹介

 こんにちは。Co+work18B班のT.A.と申します。
 「家でできる○○を紹介」というテーマで活動をしています。このテーマを決めたのはまだオンライン授業をしているころでした。それから半年近く経って、ステイホームがもはや死語となっていますが、これからどんどん寒くなっていき、なるべく外に出たくないという気持ちはコロナ関係なく強くなっていくと思います。そのため、きっと“家でできること”に需要はあると思うので、テーマは変えずに活動していく所存です。

 私がこの記事で紹介するのは「映画」です。とはいえ、私はあまり映画に詳しい方ではありません。映画館へ行くのは二、三年に一度ですし、サブスクに加入しているわけでもありません。所謂“映画通”ではない人間が、面白い、おすすめしたいと思った映画をジャンル問わず4作品選んで、見どころなどを述べていきます。

 1つ目は、「鳥」です。


 普段、ゴミ置き場の近くにいるカラスや、電線に所狭しと並んでいる鳩、何百羽という群れを形成してしきりに方向転換するムクドリに恐怖を覚えたことはありませんか?怖くないという方も、この映画を観ればきっと鳥を避けたくなることでしょう。
 いきなり様々な鳥が人間に襲いかかるようになるというパニック映画なのですが、この映画が公開されたのは1963年。CG技術もない時代に鳥が人間を襲撃する様子を撮影するのはさぞ大変だったことでしょう。勿論人間を襲っているのは作り物の鳥ですが、本物の鳥を呼んで撮影しているシーンもあるというので驚きです。
 ヒッチコック作品は他にも「サイコ」「裏窓」が有名です。特に「サイコ」では誰もがバラエティー番組などのホラー展開の際に流れているのを聞いたことがあるあの曲が劇中で流れています。


 2つ目は、「博士の異常な愛情」です。


 正式な題名は「博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」です。とても長いですね。原題は「Dr.Strangelove(以下略)」です。監督のキューブリックは直訳以外のタイトルをつけることを禁じているのですが、そこを逆手にとってこんな邦題が付けられています。本当の直訳は「ストレンジラブ博士」になりますが、それよりもひねりが効いて内容ともリンクする良いタイトルだと思いませんか?
 タイトルに水爆とあるように、核戦争が題材となっている映画です。アメリカの空軍基地の司令官が精神に異常をきたし、何十機もの爆撃機にソ連への核攻撃を指示してしまうことから始まります。冒頭に「映画はフィクションであり、現実には起こりえない」とのテロップが入ります。最後に入れることが多いこの注釈をわざわざ最初に入れることでブラックさが引き立ちますね。
 主演のピーター・セラーズは1人でメイン3役をこなしています。調べるまで気付きませんでした。当初は4役やる予定だったのですが、撮影中に足を捻挫したため、コックピットに出入りするコング大佐役を降板したとのことです。
 重いテーマのように感じますが、ブラックコメディなので笑いながら観ることができるでしょう。それと同時に、核兵器は世界を滅ぼしうるということを学べる作品となっています。


 3つ目は、「独裁者」です。


 独裁者といえばヒトラーを一番に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。この映画はチャップリン演じるヒトラーそっくりの独裁者と、その独裁者にそっくりのユダヤ人の床屋が入れ替わる話です。ヒトラーそっくりの独裁者は鉤十字ではなく双十字を掲げています。入れ替わったユダヤ人の床屋が演説するシーンが有名です。
 この映画が公開されたのはなんと1940年。ナチスがホロコーストを行っていたことが知られておらず、アメリカはまだドイツと開戦していませんでした。ナチスを批判する映画なので、ドイツと同盟を結んでいた国などでは上映禁止となりました。日本も例にもれず、1960年にようやく上映されたそうです。
 実在の人物、それも他国の独裁政治を風刺するという、国際問題になってもおかしくなかった映画ですが、自由と寛容の大切さを説いた素晴らしい作品となっています。


 4つ目は「サバイバル・ファミリー」です。


 今まで外国の昔の映画ばかり紹介してきましたが、これは日本の比較的最近の映画です。ある日、地球規模で電池を含め電気が一切使えなくなる異常事態が起こります。何日経っても事態は改善せず、食料や水はなくなっていくばかり。そんな状況を仲がいいわけでもない家族が力を合わせて乗り越える物語です。実際にこんなことが起こったらきっと映画で描かれていることより大変な事態になると思いますが、あくまでも家族がサバイバルを通して絆を深めていく様子を中心に物語が進んでいきます。映画の中に須磨海浜水族園が出てくるのも見どころと言えるでしょう。停電などで電気がなくなったらどうやって生活するか考えるきっかけになるかもしれません。


 他にも紹介したい映画はあるのですが、キリがないのでここまでにします。皆さんもぜひお気に入りの映画を見つけてみてください。ここまで読んでくださりありがとうございました。

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