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副将

トライアスロン部の副将をやった。2年の11月〜3年10月まで。
やっと終わった。

私はとても弱虫な副将だった。
言いたいことが100あっても、10くらいしか言えなかった。
全国大会への出場を叶えても、自信を持つことはなかった。
予選から本戦までの2ヶ月じゃ何も上達しないからと、自分で自分の成長ペースを遅くした。

私はとても強がりな副将でもあった。
言いたいことが喉から出そうになりそうになっても、納得した顔をした。
自分の実力が弱いことに「精神的不調」や「忙しさ」と理由をつけて、周りに「致し方ない」と思わせた。

強がりで、弱虫で、本当にどうしようもない副将だった。
振り返ってみてみても、「ああ、自分自信なかったんだな」って思うし、「自信のなさが、チームに波及したな」と責任を感じるところもある。

そんなだから胸張って言えることなんてほとんどないけれど、これだけはできたと言えることは3つ。

①部員を思いやれたこと
②継続して練習に行き続けたこと
③遅刻しなかったこと

どれも、自分が居心地よい環境を作るためにやってただけとも言えてしまう。けれど、誰でもできることじゃないことだし、たまたまチームの役にもたったこと。

全国大会も出れたし。
副将やってて、よかった笑。

明日からは何者でもなくなる。
今日までは、あげたらキリがないほど役職があったのに、笑。
ちょっと寂しいけれど、ちょっと肩の荷がおりた気がするけれど、これから私が他ならぬ自分であり続けるために目指すところはたった一つ。

インカレ、完走してやるぞ。「お前、全国大会目指してるんだぞ?!」って言い聞かせながら。

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