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バーンラックタイ

 今日色々とお世話になったのは、夫のかつての教え子。彼は今バンコクと故郷のこの街を往来する忙しい毎日を送っている。29歳で今の会社を起こし、苦労した父親を旅行に連れて行く準備をしていた矢先に他界されたそうだ。間に合わなかったんだ、、、と空を仰いで継いだ言葉、「親孝行に大金は必要ないんだよ。人生の時間は有限で、互いの終わりに気付かず生きているからね。」夜の帳が下りた街で静かに響いた。

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