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音をデザインして目で聴くプロジェクト、スタート

dotから一つのプロジェクトをスタートします!

その名も
みんなでつくる“音感字”〜音を視覚で楽しむプラットフォーム〜
『音感字プロジェクト』

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音を感じるのは基本的には聴覚ではあるのだけれど、
実は聴覚以外でも音を楽しむ経験をみんなしていると思います。

読書が好きな人なら、小説の流れるような情景描写から、その空間に身を置き、周りを包む音の存在を感じたことがあるのではないでしょうか?マンガは、そもそも「音」を視覚に訴えかけてきますね。テレビやyoutubeを見ていても、効果音は文字でも補完され”音を視覚で感じる”ってことが浸透し始めている気がします。

これって、すごいですよね。
音は聴くだけのものではなくなってきているんです。

しかも、さらに面白いのは同じ音を表現するとしても、人によってその表現が違う。花火の音を「バーン」て書く人もいれば、「ドドン」って書く人もいる。その「ドドン」にデザインを乗せてもらったら、フォントや文字の角度、色、大きさなんかの違いで全然違う「ドドン」が描かれ、目から聴こえる音が全然違う。

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この遊び、面白そうじゃありませんか?

じる文を手軽にデザインして発信するSNSプラットフォームがあったら、遊びたくなりませんか?

高校生の時にポケベル、大学生の時にi-modeが登場し、2バイトで表される数字、カタカナ、記号を駆使して、いかにして感情をむき出しにした表情をテキスト情報として相手に送るかに躍起になっていたことを思い出しました。顔文字ってやつですね。今や、[かおもじ]と入力して変換すると(^ ^)を筆頭に☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆など、色々な顔文字の変換候補が出てきます。
当時はみんなが競うように創作して、送りあっていました(よね?)。
そして、自分が作った顔文字が友達の間で使われるようになると、小さな喜びを感じたりして。

個人が発信者となったこのSNS時代に、そんな気軽な創作欲で色々な音をデザインして目で聴く遊びをしたら、面白いんじゃないかと思っています。

あなたなら、その音をどんな風にデザインしますか?


そして”音感字”プロジェクトには、その先に続くコンセプトがあります。

聴こえる人が遊んでいるうちに
聴こえない人が便利になる


つまり、”音感字”で世の中に溢れるあらゆる音が見える辞典を作る

”音感字”プロジェクトメンバーには先天性難聴の子を持つ父がいます。彼は難聴者の生活がどういうものかを疑似体験できるVRを開発し、たくさんの人に体感してもらう活動をしてきました。
NHK「難聴者の世界をVRで体験」

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そんな活動をしている中で強くなっていった思いがあります。

「やはり難聴者にも、音のある日常をつくりたい」

それをこの”音感字”で実現します。

まずは、音の聴こえる人たちが創作した”音感字”と、スマートフォンのバイブレーションを組み合わせて、世界に溢れる「音」を難聴者も感じることができるようになるための学習支援ツールのリリースに向けて進めていきます。

そして、メガネ型デバイスが普及した近い将来や、メタバースの中では音は見えるものとして一般化させられると考えています。

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まだまだ走り出したところです。
このプロジェクトにご参加いただける方、是非ご連絡ください。

特に、
・SNSプラットフォーム開発経験者
・メタバースエンジニア
・ARエンジニア
・iOS/androidアプリエンジニア
・クリエイティブディレクター
・アートディレクター
・デザイナー
募集中です!

文:古田旭

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