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言わせんな-1/21/2024

おキモち表明、イかしてください

大学1年生の頃に好きだった、交際に至ることも頻繁に会うこともないが結構親密な仲のままじわじわ関係が続いている女の子とサシで飲んだ。

18:00から銀座のジャズバーで飲んで、20:00からカフェに移動して、21:00から銀座周辺を散歩し、22:00頃解散した。良い感じの2人夜行といったところだろうか。

前日の深夜に唐突に電話をかけて、一か八か誘ってみたところ、OKしてくれた。
もともと別の男の子とラーメンを食べる予定があったらしいが、私と会うほうが楽しそうだと思ったからドタキャンするらしい。その男の子は高校時代からの旧友だったが、当人からの独白により一方的に好意を持たれていたことが発覚してから「かなり無理」になっており、今回の食事ももともと行くモチベーションが低かったらしい。

なんでそんな奴とラーメン平気ですすれんだよ。
俺という名のラーメンに酔いしれろ。

俺という名のラーメン いっちょあがり
(※僕はお母さんに目黒連に似ていると言われたことがあります)

まあここまでの記述から察することができると思うのだが、彼女はかなり人間関係がだらしない。ここでいうだらしないというのは、決して性愛的な問題だけに限定されることではなく、彼女の紡ぐ人間関係全般的な話だ。人が基本的に好きで人懐っこく、誰とでもすぐに仲良くなるし、スケジュールは遊びの予定でパンパンに埋まる。彼氏が途絶えることはない。顔はめちゃくちゃに可愛いのでマジで引く手あまただ。しかし愛が重く一人の彼氏とはかなり長く付き合う性分なので遊びほうけているわけでもない。その分別れたらどういう形であれしっかり落ち込みクッソ引きずるので、別れたら別れたでさっぱり完全に切りきることもできずセフレ関係に陥るらしい。

落ち着いてくれよ。

まあそう鼻息を荒くするなよ。えぇ?
確かに、俺が彼女に向けているこの感情は好意的なものだとしか思えないよね。それもかなりねっとりした。
でも、実態はもっと複雑なんだよね。

今よりもいろいろ分かってなかった、大学一年の私は彼女が好きだった。これは「俺は彼女のことが大好きでたまらないんだ」という自覚があったということを意味する。しかし現在、その自覚が変質した。彼女に向けている気持ちが変わらないまま、彼女に向けている気持ちに対する認識が変わった。この4年間で自分がどんな人間かを思い知って、そのたびに他者が少しずつ好きじゃなくなった。

『可愛いから、側に置いときたい・・・』

私が彼女に抱いていた感情はこれにつきる。可愛い女の子と割と仲良くやれているので、この関係を途切らすことなく続けたい。だって、多くのライバルの存在を押しのけ、可愛い女の子と仲良くなるのは簡単じゃないからね。あと、こういう気持ちもある。

『可愛いから、チューしたい・・・』

こんな自分に他者のことが好きじゃなくなるのと同じくらい、自分にも嫌気がさしているのですけどね・・・。チューまでなら全然したい。彼女が私とチューしてもいいと思ってくれたその状況にめちゃくちゃ燃える。ただ、セックスはしたくない。これ以上はナンセンス。セックスは違う。違いすぎ。

以上の2つの気持ちから推定するに、私は「価値の高い女の子から高い評価を獲得し続けることで、気持ちよくなっている」らしい。

・・・普通じゃね?
誰しもが持ってる気持ちじゃね?あーつまんね。
と思うじゃないか。多分俺のすごいところはそこであってそこじゃない。

「それ」でしかないのだ。

俺にとって彼女は、「自分が魅力のある人間であることを確かめるための装置」でしかない。
笑いのツボは一緒じゃない。話しててそんな楽しくない。いろんな価値観も合わない。第一おれが、彼女を人としての魅力にあふれているともそんなに思えない。

他人が決めた彼女に対する評価をもってして、俺は俺自身を評価している。

これ、すごく苦しいのだけど、どうすればいいと思う?



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