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両・寮・良-3/30/24

就労に向けた、新生活が始まっている。

母の妹であるおばさんから、母と私のダウン症の姉が実家近くの川沿いの堤防遊歩道を散歩する後姿を桜の木越しに写した写真が送られてきた。

すごくいい写真だった。

本当に、泣きそうになった。あまりにも、2人の背中が小さくて

兄と私がいなくなった実家は、やっぱり広くて、両親と姉は小さくて、少し寂しいのかな。

今、文章を書きながら改めて写真をみて、優しい母と姉のことを思い出して、本当に号泣してしまった。俺にとって、なんてかけがえのない人たちなんだろう。愛してます。寂しい思いをさせてるね。

神保町にある「ボンディ」という名前のカレー屋さんへ行った。
美味しい美味しいとは聞いていたが、まさかここまで美味しいとは思わなかった。カレーの味としては甘くまろやかなでベーシックなのだが、一方で途方もない深みがある。ちょっと変わった味付けで「新しい美味しさ」に感動することはよくあるが、「従来的な美味しさのまま超える」ことはあまりない。これは間違いなく行ったほうがいいですね。
すごいPOPなんだけど、質が異様に良い、スピッツみたいなカレー。(これかなり的確)

4月から働く会社の持つ寮へ引っ越した。

寮の前評判はかなり悪く、6畳ほどの机とベッドと収納しかない部屋、風呂トイレ洗面洗濯が共用仕様。
それに、会社の人間と終業後も同じ屋根の下で同じ風呂に入り同じ飯を食らわねばならないという、パーソナルタイムを著しく削られる環境。
おまけに通勤時間はドアtoドアで1時間かかる。

新卒で入寮してもすぐ出てく人が多いとのことで、俺みたいな一人大好き人間が正気を保てるのか、怖ろしいったらありゃしなかった。

まあこれが結論かなり快適だ。
まず大枠として、新しい環境で生活をする、ということにそもそも私が割と前向きに捉えられているというのが意外で、かつデカい。なんか毎日旅行に来ているような気分になれている。

それに、水回りは寮の管理なので、例えばお風呂を掃除して沸かすとか、トイレを掃除するとか、それらの消耗品を用意するとかを私がケアしなくてよいというところもかなり嬉しい。
さらに言えば食事もおいしくて栄養バランスの整った寮食が日替わりで頂けるのも、めちゃくちゃ嬉しい。

あと普通に部屋が広い。6畳じゃなくてベランダ付きで計10畳だったし、さっき言った通り洗濯キッチントイレ風呂そのものや、それに必要な物品のためのスペースがいらないので、モノもそこまで増えない。いいじゃん。

プラマイ、プラだ。今のところね!
実際に働き始めたらやっぱり社員とずっと一緒なのは辛いだろうし、満員電車と歩かされる距離に嫌気がさすだろうし!これについてはまた触れます。


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