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マルタ短期留学から帰国しました(感想編)

1ヶ月間ヨーロッパのマルタ共和国に英語の語学留学に行っており、先日無事に帰国しました!
SNSによく出没していたからか、おかえりーとか、海外行ってたよね?と最近会った人に挨拶してもらえるのが不思議な感覚です。

早速、行ってどうだったか、英語は上手くなったのかなどについて書きたいと思います。

マルタってどんな国?

マルタというと「?」だったり「あー、あのイタリアの島ね!」だったり名前のノリが似てるからかモナコと間違われたりするのですが、地中海に浮かぶ、東京都23区の半分くらいの小さな島国です

小さすぎて見えない

公用語は英語とマルタ語です。
じつはヨーロッパで英語が公用語の国はマルタ・イギリス・アイルランドの3ヶ国のみなのもあり、語学留学が盛んです。

中世に整備された古い街並みがあったり、海がきれいなのでヨーロッパの近隣諸国から気軽に来られるリゾート地としても有名です。

とにかく適当に撮っても絵になる

英語は上達した?

自分としてはしたと思います。
英語話せるのって楽しいなと思えるようになりました!(大事)
日本でバイトしているギャラリーに外国人のお客さんが来ると冷や汗をかいていたのが、帰ってからは見かけると何か英語で話せるかも!みたいな感情になっているのも劇的な違いです。

1ヶ月だと発音が上手くなったり長〜い文をスラスラ言える感じにはなれなかったですが、自分の意見をゆっくりでも述べられたりパッと反射的に言えるフレーズも増えたなという感じがします。

マルタではこんな感じで英語の勉強をしていました。
①平日の授業(効果:○)…毎日3時間。15人位で、みんな来る時期が違うので教科書の途中からついていく。グループワーク・喋る場面多い。レベル別の中級(B1+)クラスだった
②オンライン英会話(効果:△)…Native Camp。授業以外で人と話していない日はやっていたが、毎回違う先生と自己紹介するのはあんま効果ない気がした
③英語学習アプリ(効果:△)…Duolingoだけとりあえず毎日やっていた
④日本人以外の留学生と喋る(効果:○)…学校やイングリッシュカフェなどで知り合う。お互いゆっくり喋るし伝わりやすい
⑤街で現地の人と喋る(効果:◎)…ネイティブと意思疎通できると自信になる。マックにいたおじさんの好きなオペラや趣味について2時間くらい話した時などこんなに自分話せてる!とちょっと嬉しかった
⑥インスタのストーリーに英語を書く(効果:○)…投稿の気軽さは減るが、現地の友達も見てるしと毎回辞書で調べながら書いてた。最初恥ずかしい気持ちもあったがそのうちなくなった

ちなみに会話ってノリで伝わっちゃうところもあるので、それだけに重きを置くわけにもいかないんですよね。
帰国してからも続けるために英会話学校に入ったのですが、面談で「会話の瞬発力・発言力はGOOD」(やったー)「文法・語彙力をもっと伸ばしましょう」みたいなことを言われました。
でもまず楽しいって思えるようになることが大事だと思うのでそれはできて良かったです。

そのほかに良かったこと

絵がたくさん描けた

ペン数本とスケッチブックを持って行ったんですが、ほぼ毎日何かを描いていて、結果的にいつもよりもたくさんの絵が描けました

サンセットを見に行った日の絵

日課として午前中はカフェで絵を描いていました。仕事の予定もなく、ほかにやることが多くなかったのもよかったです。これをスケッチというのかは分かりませんが大体前の日に見たものの写真をもとに絵日記的に描いていました。

いろんな人と関われた

絵描きという属性に興味を持ってもらいやすかったし、年齢を重ねてネタが増えたのもあるかもしれませんが、誰とでも話すネタのフックってあるな、国や言語あんまり関係ないなと感じました。
でもそれって実際に行動に移してみないと分からないですよね。

現地のフリーマーケットの絵を描いたら、出店していた人たちがメッセージくれたり
主催の方からビールのサービスもらえた

今31歳で「留学だともっと若い人が多いだろうから友達できるかな…一人でもできたらいいな…ドキドキ」って真剣に危惧してたんですが、留学生の間では年齢関係なくしゃべれる空気感があったのでわりといろんな人と仲良くなれた気がします。20代がやはり多いですが、30~40代もちらほらいました。

なるべく人と行動しようと頑張ってたのもあって、週末はとにかく誰かの計画に乗っかったり誘ったりしていました。

カラーフェスティバルという色のついた粉を掛け合う謎の祭りに参加した

実際、SNS交換しただけでなく(普通に絵描きのアカウント見せてた)、帰国してから早速日本で会った人もいたり、香港の人とは帰ってからポストカード送り合ったり、マルタに住んでいる人が今度の秋に日本に来るので会おうと話していたりと今後も交流が続きそうです。
また会ったときに会話できなくなってたら悲しいので英語力キープしたいなというモチベになりました。

考えがシンプルになった

余計なことを考えず日課を淡々とこなしていたら、気持ちが前向きになり自信もつきました。日本ではあれもこれもと情報に揉まれていたので、目の前のことに集中することがあまりできてなかったなと思いました。

特にマルタの海を見てると、「人生に必要なものってきれいな海と美味い飯だけじゃないの?それ以外何かあったっけ」という気持ちになります。

水着なかったので眺めてた。次は泳ぎたい

苦労したこと

ほぼ無いんですが、しいて言えばというものを書きます。

学生寮のいろんなものが共用

頻繁に待ちが発生していましたし、普段と違う衛生環境ではありました。

  • 風呂トイレが各フロアに2個のみ。使いたいときに埋まっている

  • 洗濯機・キッチンのシンクが建物の中で1個のみ。常に奪い譲り合う

  • 相部屋でベッドが3つ並んでいるのみ、仕切りがない。一人になりたい?外へ行こうか

学校にもよりそうですが、合わない場合はホテルやAirbnbを選んでいる人もいたので↑は必須ではないです。自分にとってはこんな感じでも、近くにいろんな人が住んでいる状況が楽しかったので結論よかったです。

蚊に刺されまくった

蚊やハエも多いです。夏は特にそうで、暑くなるにしたがい毎晩のように刺された箇所を新発見していました。しかも日本の蚊と種類が違うのかより痒いし腫れます。
ちなみに、帰国する日に蚊取り線香がスーパーに売られているらしいことを知りました。

円安はんぱない

行った時期が1ユーロ約170円で、5年前は120円だったりしたのでだいぶ違いますよね。
観光とレストランの食事で簡単に吹っ飛びました。ランチでパスタ一皿3000円したりなどはザラでした。博物館や遺跡の入場チケットも2000円くらいが平均だったような。ちなみにマルタは物価が安い方で、留学後に行ったフランスとイタリアはえげつなかったです。

一方、スーパーや交通は日本とそんなに価格が変わらない感じがしました。学生寮が街から少し歩く位置にあったので外食が億劫で、自動的に自炊が多くなり節約になりました。

海辺のレストランで食べたエビのパスタ美味しかったな

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました!
ただの経験談ですが、マルタって良さそうな国だなとか、こんな時間の使い方をしている人もいるんだなと知ってもらえたら嬉しいです。

マルタのスケッチについては、近々展示やZINEで公開できたらと思っていますので、よければまた見てもらえると嬉しいです。近づいたらまたSNSでお知らせさせていただきます。

興味ある方は、次のnoteで留学準備についても書いていますのでそちらも読んでみてください。


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