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ペットと過ごす最後の時間、心に寄り添うお別れ(東京都豊島区)

心に残るお別れ—ペットロスを超えたインコとの物語

実家で長年可愛がっていたインコ(ルナ)が亡くなったとき、母はベランダの土に埋めるつもりでした。しかし私は、もっと丁寧にお別れする方法があるのではないかと思い、ペットの火葬を提案しました。主人の協力で火葬場まで車を出してもらえることもあり、母も「それならそうしようか」と同意してくれました。

火葬場での対応はとても丁寧で、まるで人間のお別れのように心を込めて進めてくれました。火葬後のお骨は、土に還る骨壺に入れてもらい、可愛いカバーまでつけていただきました。担当の方が「土に戻したいときはそのまま還せますよ」と丁寧に説明してくれて、母も安心した様子でした。

ペットロスの心配と、心温まるお別れ

ルナは、母が以前ペットロスで体調を崩した後に、譲り受けた大切なインコでした。さらに、一度逃げ出したことがありながらも奇跡的に帰ってきた、特別な存在。ペットロスになることを心配していた私は、火葬を通してしっかりとお別れをすることで、母が悲しみに押しつぶされないようにと願いました。

母も「人間みたいにお花に囲まれて嬉しそう。ベランダに埋めなくて本当によかった。こんな方法があるんだね」と、満足していました。

感謝の言葉と新たな愛

インコを譲ってくださった方に、ルナのお別れの報告をすると、「最後まで大事にしてくれて感謝しかありません。ルナちゃんは幸せ者です」と、感謝の言葉をいただきました。私たち家族も、大きなショックを受けながらも、丁寧にお別れができたことで心に区切りがつき、ペットロスを乗り越えることができました。

次へのステップ

驚くべきことに、その約2か月後、もう一羽飼っていたインコも亡くなってしまいました。今度は、母から「前の火葬場に頼めないかな?」と連絡がありました。母自身が自分で心の整理をつけ、前向きにお別れの準備を進められるようになったことに、私は安心しました。

現在、母は新しいインコを迎え、またそのインコを溺愛しています。大切なペットとのお別れを通じて、心の整理ができたからこそ、次の愛を育てることができるようになったのです。

ペットとのお別れは、どんなに小さな動物であっても大きな出来事です。心に寄り添う丁寧なお別れのプロセスが、悲しみを和らげ、新しい愛へと進む一歩となりました。


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