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コロナ禍に桃農家の手伝いから広がった大学生の交流(島根県奥出雲町)

コロナ禍で極端に減った人との交流

2019年末からはじまった未曾有の事態。新型コロナウィルス感染症の世界的な流行により、全世界が混乱に陥りました。大学生にとっても大きな影響があり、キャンパスに通うことができないため、対面で受講ができずにオンライン授業に切り替わることが多くなりました。

さらに大学生活ならではのサークル活動や部活動、アルバイトなどの学業以外でも影響は大きく、人との関わりが極端に減ってしまいました。

桃農家の手伝いがきっかけで広がる人との交流

当時大学生だったSさんは、大学の先輩から桃農家の手伝いを募集していることを知りました。参加してみると、農家さんが持っている古民家を改修することから始まったそうです。

古民家は、人々が交流できるコミュニティスペースにすることが目的でした。Sさんは、改修のために集まった人たちと出会うことができ、久しぶりに人との交流を楽しみました。

桃農家の作業や古民家改修を手伝ううちに、農家さんが様々な人と繋いでくれたそうです。それがきっかけで登山会やゴミ拾いなど、色んなイベントに参加し多方面での交流を深めることができました。

自分も人をつなぐ場をつくりたい

コロナ渦で人との交流が難しい時期でしたが、桃農家の手伝いをきっかけに、大学外のたくさんの人々に出会うことができたそうです。

コロナ禍で人との交流が極端に減った時期だったからこそ、人とのつながり、人と人をつなぐこと(コーディネート)の大切さを感じることができたSさん。

「人をつなぐコーディネートをしてもらったからこそ、たくさんの人に出会い、新しい経験ができたので、自分もそんな場を作っていきたい」「自分の住む地域をより好きになることができた」と話しています。

辛い時代を経験したからこそ、これからのコミュニティづくりに邁進する1人の若者が生まれました。これからの日本に、人のつながりを生み出すSさんの活躍が楽しみですね。


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