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2021年度第1回大人ミーティング

common

2021年7月3日。今年度最初の大人ミーティングを開催しました。

今回も感染予防対策として、室内消毒、換気、全員マスク着用、対面者2メートル以上の間隔をあける、3部制で行い各回の参加者は15名ほど。各家庭から代表者1名のみの参加という制限を設けて実施致しました。

大人ミーティングとは

3~4か月ごとにcommonの活動を直接お伝えする保護者会です。しかし、従来の「保護者会」とは一味違います。「こんなことをしています」と子ども達の活動をお伝えし、「そうなんだ」という情報や姿の伝達だけでなく、その中にどのような学びや育みがあったか、深掘りしながら、「遊びの中の学び」という子ども観や、一人ひとりの良さ、可能性を発見する視点、その喜びを共有していきます。さらに、ご参加頂く対象者は保護者の方のみでなく、地域の方にもお越し頂き、オープンかつパブリックな場の1つとして大人ミーティングを定義しています。一番の魅力は、子ども、地域、あそび、子育ての悩みと大切にしたいこと等、各回テーマを設け、参加者全員で語り合っていくことです。そのような、対話的な営みを通して、子育て家庭の孤立や不安感を解消し、心の安心感や協力し合える地域コミュニティを育みたいと考えています。(現在は地域の方の参加は最小限としています)

今回の議題

今回は、以下の2つのテーマでミーティングを実施しました。
・活動の振り返り~commonが目指す続く活動~
・おとなのミーティング

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①活動の振り返り~commonが目指す続く活動~

4月から新しい子どもたちも多く迎え、新しくスタートしたcommon。最初は遠慮がちだった新しいメンバーも、継続している先輩たちに導かれるようにcommonに入っていき、すぐに打ち解けていく様子を紹介。普段はなかなかできない活動を「やってもいい!」思えるようになってからの、子どもたちの爆発的な活動の様子もご紹介しました。

このパートでは、commonが大切にする2つのことをお伝えしました。1つ目は「commonのルール」について。よく子ども達や保護者から、commonでは細かいルールがほとんどない、なんでもできる、とお話しいただくことがあります。確かにcommonでは、いわゆるNGはほとんどなく、安全、安心、他者の尊重を守れさえすれば、どんなこともできます。
しかし、これはルールがないということではありません。commonでは「どんなことでもやっていい」というのが原点となっており、なんでもやれる環境を最大限用意している、ということです。
ルールの元は、様々な制約です。この部屋は勉強する部屋だから●●してはいけない、これは●●するためのものだから、他に使えない…。こういった発想は子ども達から湧き上がる「やりたい!」を阻害するものです。commonにおいては、子どもたちの「やりたい!」を尊重し、そのためにあらゆるものを使えます。ペン、絵具、棚、壁・・・ハードと呼ばれるものはすべて子どもたちというソフトによって、その役割をどんどん変化させていきます。

あえてルールと言うならば、「commonのルールは子どもたちが決める」ということになるでしょう。

2つ目は「work in progress」。
これは「作業中」といった意味で、制作物や建築物などが完成する途中の段階を示します。

commonでは子どもたちから湧き上がる「やりたい!」を起点に様々な活動を展開していますが、いざ活動が始まると様々なプロセスが入り混じります。道具の使い方の工夫や、友達との関係、スタッフのサポートなど、その活動の中には学びのポイントがあちこちに出てきます。私たちはこの過程を大切にし、そこにスポットを当てることで、子どもたちの活動のプロセスを評価したいと考えています。

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大人になると否が応でも結果を求められます。しかしその結果を出すためには、正しいプロセスが必要であり、どんなことでも成功という結果を生み出せる成功パターンを身に付けることが重要です。その成功パターンを会得するために、私たちはこの「work in progress」を大切にしています。そのための仕掛けとして、完成品を飾る棚より、活動途中のものを置いておく棚を充実させていたり、その日の活動のプロセスを共有する場を作っていることを紹介しました。

こういったcommonの考え方を共有することで、子どもたちを同じ視点で見つめていける環境にしていきたいと考えています。

②おとなのミーティング

2つ目は保護者の方も参加するワークとして、おとなのはじまりミーティングを行いました。はじまりミーティングとは、子どもたちがその日の自分の予定や今の気持ちを自由に語るcommonの活動の1つ。今回はそれを保護者の方にも体験いただきました。
このミーティングのポイントは「自分のことを語ること」にあります。したがって、今回のミーティングでは「●●の母、父」をNGワードとして、自分のことを語っていただく場としました。

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久しぶりに自分のことを語ることになった保護者の方は皆さん少し戸惑った様子。いざ始まってみると、とても和やかな雰囲気のミーティングとなりました。自分のことを話して、それに共感していくれる人がいることが嬉しかったり、自分を見つめなおす機会になったりする中で、話がどんどん盛り上がっていく様子が印象的でした。これはまたやりたいなと密かに思っています。

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終わりに

今回は60分の会でしたが、時間はあっという間に過ぎ、ワークの成果もあって大人同士の新しい繋がりも生まれた今回のミーティングでした。
commonでは、常に子どもたちを中心に、周りの大人たちがどうあるべきか、その環境はどうあるべきかを考えています。学童に通うことがそもそも大人の都合と考えることもあるでしょう。しかしそういった大人起点の壁を取っ払い、子どもを中心にすることで、様々な大人の当たり前がそうではないものに変化することに気が付きます。大人が家にいても、子どもたちが行きたいなら、学童に行き、子ども達に様々な体験をさせてあげたい。commonはそういった場所でありたいと考えています。
子どもたちが何度でも行きたくなる、何時間でも居たくなる、そんな環境を目指して、保護者の皆様と共にcommonはさらにステップアップしていきたい、そんな思いを抱いた今回のおとなミーティングでした。

common施設長 山下

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子どもの「試行錯誤」を応援する民間学童。ひばりが丘の子どもたちの成長を保護者の方や地域の方と一緒にあたたかく見守っていきたいと考えています。【web】https://cmn.tokyo【Instagram】https://www.instagram.com/cmn.tokyo/