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「学校で学ぶ“プログラミング”とは? 家庭と生活の中で育みたいミライを生きる力 」オンラインセミナーご報告

common施設長の山下です。

10月18日にcommonでは初のオンラインセミナー「学校で学ぶ“プログラミング”とは? 家庭と生活の中で育みたいミライを生きる力」を行いました。

今回のテーマは「プログラミング教育」。2020年から指導要領にも明記された「プログラミング」という言葉。実際の現場ではどのようなことが行われているか、またこれからどうなっていくかを、私の友人でもあり、プログラミング教育に関する仕事をしている白戸さんと、成城学園の先生の秋山さんとともに語り合いました。

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プログラミング教育は、プログラムを組めるようになる、それによってロボットを自由自在に動かせるようになる、というイメージですが、それが目的でありません。
プログラミング的思考を用いて日常の課題を解決できることを目指している、ということを、指導要領や実際の教科書の事例、学校での取り組みから分かりやすく解説していきました。
また、情報活用能力が読み書きといった言語能力と同等に位置づけらたことで、新しい学びの機会、活動の機会ができたことにも触れました。それは例えば体育の時間に足が速い子が活躍したり、算数の時間で計算が早い子が活躍できるように、情報の活動の中で、プログラミングやパソコンを使いこなせる子が活躍できるといった、新しくスポットライトを浴びる場と子どもが増えて、その子の自信につながっている、といった話もありました。

さらに中学、高校とどうなっていくか、将来的には教科になっていく方向にあるとか、いろいろな視点で話は広がっていき、あっという間の1時間でした。
私が特に印象出来だったのは、「試行錯誤」という言葉がたくさん出てきたこと。
commonで大切しているこの試行錯誤は、プログラミング教育においても大切な要素でした。
間違ってもあきらめずにやり遂げること、試行錯誤するための環境を用意してあげること、日々のコミュニケーションの中で試行錯誤を育めることなど、これまで以上に試行錯誤は重要な活動になってくる予感がしました。

最後の質疑応答の時間では、保護者の方からテレビゲームについて質問がありました。最近のゲームは決められたルールやストーリーに沿って遊ぶだけでなく、自ら考えながら、自由に遊べるゲームも増えています。

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ゲストからは、子どもとしっかりコミュニケーションを取りながらやっていくゲームは価値のあること、という答えが返ってきました。1日〇分までと決める、それをオーバーするときはその理由を親に説明することを約束するなど、しっかりと親子で話をしながら、決めていくことが重要だいう話を、参加者全員納得の様子で聞いていました。

commonでは今回のような、地域の教育に役立つことを、これからもたくさん行っていきたいと思っています。
そして、子どもたちの試行錯誤を応援し、それを通じて未来を生きる力を育んでいきたいと思っています。

最後になりましたが、今回のセミナーを快く引き受けてくれた白戸さん、秋山さん、本当にありがとうございました!

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