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映画『君の名前で僕を呼んで』〈後編〉

前回と同様、映画『君の名前で僕を呼んで』についてです。1つの記事にするには長すぎたので、分割しました。

ネタバレがありますので、お気をつけ下さい。

後編 目次

・1度観たその後の話
・まとめ


1度観たその後の話

1回目を観た次の日にパンフレットが再入荷されると聞き、学校に向かう前に劇場へ向かい、豪華版パンフレットを購入しました。近くで唯一のCD屋さんにサントラがなかったため、アマゾンで注文し、届いてから毎日何度も聴いています。作品の世界観を思い出しつつ、あの美しさと切なさを感じられて、聴いている間とても心地良いです。

近くの映画館では終了していた吹き替え版をどうしても観たくなりました。調べるともうすぐ吹き替え版の上映は関東のみになってしまうと分かり、次の日は授業がなかったことをこれ幸いと、新幹線に飛び乗りました。高揚感とどこか背徳感を感じつつ、ついテンションも上がりながら、新大阪に辿り着き、そのまま映画館へ。

冒頭の音楽からテンションが上がります。ああ、あの世界をまた味わえるんだ!
私が最も好きな繊細な青年の声を演じる入野自由さんに酔いしれ、低音の津田健次郎さんの声でオリバーの大人の色気を感じました。エリオの両親の声の星野充昭さんと沢海陽子さんの2人を包み込む愛に溢れた声。吹き替え版と字幕版では違うセリフもありましたし、そこまた楽しかったです。

観終わると近くを歩いていた女性の話に共感しました。「2回目だと進むのが速くて、もうここなの⁈ってなった。」そうなのです。1回目だとゆっくりと物語が進んでいると感じたのに、2回目だと2人が想いを通じあわせてからが速いのです。ようやく通じ合ったのに、もう別れが…と切なさに1回目より強く襲われ、2回目で先を知っているのも相まって辛いのです。

その後、通常版パンフレットも原作小説も購入しました。これから読みます。

『君の名前で僕を呼んで』の吹き替え版を観るためだけの旅もとても楽しいものでした。思わずワクワクしてしまう弾丸旅でした。ついでに実家に帰りました。実家のベッドに寝転がりながらサントラを聴く昼下がりは、とても穏やかで幸せでした。サントラのアナログ盤も欲しいので購入を検討中です。実家にはレコードプレイヤーもあるので、そこの心配はないのですが…BD化が決まれば予約し購入する予定です。なので、早くBD化の情報をください。サントラ未収録の曲もあるのですが、それも聴きたいです。特にエリオがわざとオリバーのリクエストとは違うアレンジを弾いたりしたあの曲の全てのバージョンを聴きたいです。あのかわいいエリオを思い出して、幸せな気持ちになりたいのです。


まとめ……是非この映画を観てください

近頃暑くなってきましたが、本格的には蒸し暑くなく、まだ比較的過ごしやすい暑さのこの季節に、北イタリアの避暑地が舞台の美しく瑞々しい青年達の恋の映画はいかがでしょうか。大切な記憶を思い起こすかもしれません。是非観て、エモーショナルな気持ちになってください。

私が今回新幹線に飛び乗って観た、吹き替え版はもうあまり上映されていませんが、字幕版はまだたくさんの映画館で上映されているようです。これから上映される映画館もあるようです(2018/5/18現在。詳しくは公式サイトをご覧ください)。

サントラを聴きながら、夜のひと気の少ない道で少し踊ってしまう私の気持ちも分かる方がいると嬉しいです。ちょうどターンしたところを近くのお店の中の人にうっかり見られてしまった、恥ずかしい気持ちも。

このnoteの執筆中のお供はもちろん「君の名前で僕を呼んで」のサウンドトラックでした。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。



いつか聖地巡礼イタリア旅をしたいものです。出来れば、稀有で特別な何かで結ばれたあの人と。なんてね。


#映画 #映画レビュー #君の名前で僕を呼んで #吹き替え版を観る旅

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