見出し画像

Bコンパートメント仕切り扉(上級者向け)取付説明書

Bコンパートメント仕切り扉上級者向けパーツの組み立て手順です。
JR北海道は1997年頃から北斗星1・2号の完全個室化に着手し、開放B寝台については、寝台入り口に扉を設ける形で、4寝台分を1つの個室として利用できるという簡易個室「Bコンパートメント」へ更新しました。
こちらの仕切り扉を再現するパーツになります。

商品構成

Bコンパートメント仕切り扉×2両分
Bコンパートメント仕切り扉(プラバン)×2両分
Bコンパートメント仕切り扉用色付けシール×2両分

前提

前提として、本商品のプラバンは完全に切り抜いてはおらず、厚さの半分までで切り込みを入れているため、お手数ですが裏側からカッターでなぞって切り抜く必要があります。

プラバンの向きについては以下の通りです。

表向きは、プラバンに刻まれた「↑」矢印が、左側で上向きになるように置くと表向きになります。
裏向きは、プラバンに刻まれた「↑」矢印が、右側で上向きになるように置くと裏向きになります。

表面。上矢印が左側にある
裏面。うえ矢印が右にある

組み立て手順

寝台柱側→扉→ナンバーキー付きの柱の順で組み立てます

寝台柱側の組み立て

仕切り扉のプラバンを表にします。
Bコンパートメント仕切り扉専用色付けシールを切込みに合わせて剥がして、Bコンパートメントのプラバンに貼り付けます。
以下の写真の上一列が寝台柱側パーツになりますのでご参考ください。

上一列が寝台柱、下一列が扉
表面からシールを貼り付ける

貼り付けた後、裏面にしてからデザインナイフなどでフリーハンドで軽くなぞってカットします。
完全に切り抜かなくても、押せば切り離せると思います。

裏面に返して切り抜く。余り力を入れなくてもなぞって指で押すと切り離せるかと思います

次に、内装クラフトシートから寝台柱のパーツを切り抜きます。
こちらも細かい切り抜きがありますので、私の場合は定規を当てて切り出すのが苦手なので、上下の切り抜きは定規を使い、他の部分はすべてフリーハンドで切り抜いています。

個人的には細かいところはフリーハンドのほうがズレにくい

切り抜いたら裏に両面テープを貼り付け、先ほど切り離したプラバンのシールを貼っていない面の方に貼り付けます。

このような形で貼り付けます

扉の組み立て

仕切り扉のプラバンを表にします。
Bコンパートメント仕切り扉専用色付けシールを切込みに合わせて剥がして、Bコンパートメントのプラバンに貼り付けます。

表面からシールを貼り付ける

以下の写真の下一列が扉パーツになりますのでご参考ください。
貼り付けた後、裏面にしてからデザインナイフなどでフリーハンドで軽くなぞってカットします。
完全に切り抜かなくても、押せば切り離せると思います。

上一列が寝台柱、下一列が扉
扉パーツをカットする

次に、内装クラフトシートから扉のパーツを切り抜きます。
こちらの最大の難所は、窓部分の切り抜きです。左右の余裕がほぼないので、慎重に切り抜きをお願いします。
私の場合はこちらもフリーハンドで切り抜いています。
先に窓を切り抜いてから扉を切り出すという順番で作業するとうまくいくかと思います。

フリーハンドなので流石に切り抜きそびれているところもある(左の内側)

切り抜いたら裏に両面テープを貼り付け、先ほど切り離したプラバンのシールを貼っていない面の方に貼り付けます。

上下に両面テープを貼って窓ガラスパーツに貼り付ける

組み立てられたら、最初に作った寝台柱側のパーツに両面テープで貼り付けます。
写真を参考に、左端に貼り付けてください。

扉パーツを左側に貼り付ける

ナンバーキー付きの柱の組み立て

内装クラフトシートからナンバーキー付きの柱を切り抜きます。
裏面に両面テープを貼り、最初に作っていた寝台柱側のパーツの右端に貼り付けてください。

細いので両面テープもかなり細めに切って貼ります

最後に、裏面に両面テープを貼り車両側の内装の寝台柱に貼り付けて完成です。

完成例

中央が取り付けたBコンパートメント仕切り。試作品で茶色が濃かったので頒布品はもう少し薄くしました
少し裏から光が当たるようにしてみた

余談

また、私はやったことはありませんが、扉パーツは後付ですので寝台側のランナーのようなパーツを切断することでBコンパートメントの扉を閉じた状態も再現できるかと思います。元の状態へ復元することはできなくなるのでおすすめすることはできませんし、私もそこまでやることはないかと思います。

このようなパーツを作っておいて恐縮ですが、本当に細かくて組み立てるのは大変です。難しい方は無理せず簡易表現のコンパートメント扉をお使いいただけますと幸いです。
ただ、仕上がるとやはりすごくいいなとも思っていますので、ぜひチャレンジしてみていただければと思います。

関連記事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?