2021年箱根駅伝振り返り…往路編

本年もよろしくお願いいたします。

私は箱根駅伝が子供のころから大好きでして、2021年の箱根駅伝を振り返ります。
戦前の予想としては本命は青山学院大学。青山学院大学の強さはなんといっても総合力。近年は毎年優勝争いに絡んでくる層の厚さ。そんな優勝候補にほころびが見えた今年は、最後まで分からない大混戦となりました。また、1年生が大躍進したことで更に混戦を極めました。

【1区】

まずはレースの流れを作る重要区間。ところが最初の1㎞から超スローペースの展開に。注目は順大の三浦 (以下敬称略) 予選会日本人1位通過の実力を引っ提げての箱根デビュー。しかし序盤から波に乗れず区間11位というほろ苦いデビューとなりました。区間賞を取ったのは法大の鎌田。なんとあの徳本さん以来の1区法大区間賞の快挙。東海大 塩澤、青学 吉田も順当な滑り出し。

【2区】

花の二区の魅力はなんといってもエースのごぼう抜き。東京国際大 ヴィンセントは異次元の走りで今年唯一の区間新記録。注目駒大 田澤もヴィンセントには及ばないが、権太坂での大八木監督の猛ゲキに答え、圧巻の走りで16→8位と順位を押し上げる。驚愕だったのは日体大 池田に次ぐ日本人区間2位のタイムで走った東洋大 松山。集団走で走りやすかったのか、1年生とは思えない走りで好位置で襷をつなぐ。一方優勝候補青学、序盤1~3区で流れに乗りたかった早大はエース太田で順位を落とすかたちに。

【3区】

3区にも2人のゴールデンルーキーの登場。東海大 石原と中大 吉居。この2人も明暗が分かれる。エース区間のあとを繋ぐ重要区間。今回駒大は下級生で編成している中で唯一の4年生 小林が上級生の意地を見せ、8→3位まで順位を押し上げる。2区で流れを作った創価大も葛西が流れを持っていき2位まで押し上げる。

【4区】

5区に繋げる重要な区間。首位奪還を目指す青学大は黄金ルーキーの佐藤一世が区間4位の走りを見せる。前回10区で区間賞を取った創価大 嶋津も区間2位の走りで首位奪回で初の往路優勝が見えてくる。2位は駒大、3位は意地を見せる早稲田が通過。

【5区】

5区で逆転を目指す駒大はルーキー 鈴木芽吹を思い切って5区に配置。東洋大は前回区間賞の 宮下で往路優勝を目指す展開に。1位で順調にレースを進める創価大 三上も順調なペースで後続との差を離して4回目の出場にして往路優勝を飾る。ただ、2位以下も3分半以内に優勝候補がひしめき合うなど、総合優勝は全く分からない展開に。青山学院大学は5区の竹石が大ブレーキもあり優勝圏外へ。復路でシード権をかけて勝負に臨みます。

箱根駅伝と同じく、復路は明日書きます。

ありがとうございました。

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