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文脈にトレンドをつくると社会への入場切符が得られる

やりたいことというか,実際何をやっていくかという話。

代表作をつくると人生はバラ色になる。金色かもしれない。芸人,アーティスト,実業家,作家,評論家,研究者,役者,色々な人が色々な代表作,出演作,プロジェクト,成果を肩に背負って活躍している。そうした人たちはキラキラして見える。

つまり彼らは社会に認められている。 代表作とは社会に認められるためのカギだ。代表作が業界など社会システム(フィールド)で評価され,そのフィールドで突出したプレイヤーが社会に評価される。そうした時に,代表作はなぜ代表作たりえるのか考えるのは重要だ。

どんなフィールドにも文脈がある。文脈とはトレンドの連続だ。それはフィールドにとって重要なもので,ここに働きかけインパクトを与えることで評価される。トレンドをつくるのは強い。トレンドで一番を勝ち取るのも強い。代表作は「トレンドの代表」という意味の実体だ。

そうなると次にトレンド認定はどうされるのか。フィールドによって評価指数のようなものがある。アカデミックの世界では被引用数や採択される国際会議とその件数が参考になる。作家や役者は作品の売り上げで決まるのかもしれない。賞はわかりやすい指標として機能する制度だ。なんだか貨幣に似ていると思う。結局は信用が重要だ。だから各フィールドにおける権威の評価や既存の文脈は効いてくる。

このような構造の中で僕らは何をやっていけばいいのか。シンパシーを感じたり沸ったりする物・事・人の所属する文脈やフィールドのサーベイをしながら自分なりのゴールを描き,手を動かすことだと思う。まずは既存の文脈に深く取り入ることだ。無知は淘汰される。それにはこれまでそのフィールドで評価されている具体例を広く漁り,なぜそれが評価されているのかを考えることが重要だ。複数のオピニオンリーダーの話を聞いてみるのもいいかもしれない。一人だけだとその人の劣化コピーになりかねないから複数人。

そしてそこにどう働きかけるかを,サーベイを続けるうちに考え感じたことを切先に詰める。それをゴールとして設定すると,どうすれば良いかがわかってくると思う。

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