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カメラがワールドを映す距離が調整できるようになりました!【Cluster Creator Kit v2.21.0 リリースノート】

こんにちは、プロダクトマネージャーの Smith です。

メタバースプラットフォーム cluster では、クリエイターのみなさんの創造力をより加速できるように制作環境の改善や新機能の追加を行っています。
この記事では 8/13 の Cluster Creator Kit v2.21.0 で新たに提供される機能の仕様を紹介します。


Creator Kit 2.21.0 の利用方法

今回のリリースに含まれる機能を利用するためには Cluster Creator Kit v2.21.0 へのアップデートと cluster アプリのアップデートが必要です。
Cluster Creator Kit のアップデート手順はドキュメントに記載されています。

Creator Kit 2.21.0 のリリース内容

機能追加

World Runtime Setting に Custom Clipping Planes を追加【CCK】

Unity の Camera コンポーネントに設定できる Clipping Planes と同様の設定が World Runtime Setting でできるようになりました。

この設定により、カメラがワールドを映す範囲を柔軟に変更できます。
画像は、遠くまで映るように設定したときのイメージ画像です。

利用方法
World Runtime Setting に新しく追加された Use Custom Clipping Planes という項目を利用します。
この設定を有効にすることで、任意の Near/Far Plane を数値で設定できるようになります。

ここで設定する数値は Unity の Camera コンポーネントに設定する値と同じです。
シーンの見え方を確認したい場合は Unity エディタ上に Camera を配置し、Camera コンポーネントの Clipping Planes を変更することで確認できます。

注意事項

Mirror コンポーネントが配置されているワールドで Use Custom Clipping Planes の設定を有効かつNear/Far Planeの値をデフォルト値以外にした場合、一部の環境でパフォーマンスが劣化する可能性があります、ご注意ください。

ご意見・ご感想お待ちしています

cluster は、みなさんが楽しくバーチャル空間で創造できるように様々な改善を行っています。
Discord ではみなさんの要望を投稿したり、クリエイターさん同士でお互いの創作活動を支え合える場所を設けていますので、ぜひご活用ください!

Discordサーバー: Creator Community のご案内
https://docs.cluster.mu/creatorkit/support/creator-community/