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「行政書士の資格を取ったのは❸」行政書士&エンターテイナー 依田花蓮

行政書士試験の受験を決意すると同時に、面白いものでこんな話が舞い込んできた。「六本木香和」というショーのお店で踊っているニューハーフ仲間からの、一緒に踊らないかというお誘いだった。

男性時代にミュージカル俳優だった私は踊ることが出来、「ギャルソン・パブ」、「六本木金魚」といった老舗ショーパブに出演していたこともあった。そんな御縁からだった。

世間の人は知らないかもしれないが、「六本木香和」というのはニューハーフの世界では日本一とも言われる有名店。
しかも、Wキャスト制なので出演は週3日で良いとの事。

おぉ・・・渡りに船!
週半分働いて生活費を稼ぎ、週半分を勉強に費やすことが出来る‼︎
人生、時々こういう風に、物事が上手く回りだす時があるものだ。

こうして2011年、受験勉強と “香和ダンサー”としてのキャリアを同時にスタートさせることになった。

半年も勉強すれば合格するという通信講座の宣伝文句は大嘘で(笑)、実際の行政書士試験は合格率10%を切る難関国家資格であり、私は結局合格するのに2年かかってしまった。

しかし両親は物凄く喜んでくれて、わざわざ名古屋から東京までお祝いしに来てくれるほどであった。これで社会的信用を得て、親の保証人になれる。多くの合格者は開業をためらうが、私は即開業し、“2足の草鞋” で走り始めた。

◆筆者プロフィール
行政書士&エンターテイナー 依田花蓮
新宿にて「行政書士よだかれん事務所」を営む。2017年末まで、夜は六本木にてショーレストラン香和(かぐわ)に出演。行政書士として事務所を営み、LGBT研修・講演講師として登壇。歌・踊り・芝居のエンターテイナーとして舞台にも立つことも。もやは2足以上の活躍です。

先日、余談Lab筆者の皆さんと花蓮さんのステージを観てきました。想像をはるかにうわまわる衝撃の舞台。こんなに作り込まれてるとは…あまりの驚きに声も出ませんでした。

花蓮さんのコラムにある、週半分稼いで、週半分は勉強。
この文言を見ただけで、「どうせ片手間でしょ」と思う方も多いかもしれません。が、あの舞台の動き。片手間でできるレベルではありません。

しかも、もう片方が行政書士試験。
二兎を追っても、しっかり結果を出す。
それが「2足のわらじーズ」筆者の皆さんなのです。

花蓮さんの舞台。
老若男女問わず、お客さんでいっぱいでした。
ぜひ多くの方に観ていただきたいです。

アンサー請負人、永井雄太郎とは!
clue zemi,するめcafe,余談Lab(ウェブマガジン・フリーペーパー)などの代表を務める、1980年生まれの松坂世代。勉強と遊び、生活をno wallにすべく活動中。使命か本能か。いろいろなことに首を突っ込み、ノーベルやんちゃDE賞を狙う。

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