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 カフカの評伝を入手

Auf der Schwelle zum Glueck ーDie Lebensgeschichte des Franz Kafka

 フランツ・カフカは生前、著作が出版される機会が乏しいのに、なぜ創作のパッションを持続できたんだろうと、カフカの生涯に興味を持っています。カフカに詳しい池内紀さんの本を読むと、書き物机で、売れるあてのない執筆を黙々と続けたカフカの背中がなんとなく見えてきて、泣けてきます。
 カフカは翻訳家&ジャーナリストのミレナさんという素敵な恋人がいて、文通をたくさんしていました。女の人は新しい恋がはじまると、過去の恋の思い出を捨ててしまうものなのですが、ミレナさんはカフカの恋文を大切にとっていて、死後「ミレナへの手紙」として出版されています。きっとシラノドベルジュラックの詩のように素晴らしい内容だったんでしょうね!ミレナさんは女性強制収容所で亡くなってしまうのですが、二人の関係なども気になっています。

注)2018年10月7日の過去投稿記事です。

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