【17】 交際を決断できないセフレに、私が提案した"バチェラーパーティー"とは…
1000日後に結婚している夫婦のお話
前回からのつづきです
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イケメンのヤリチンセフレ・通称イケチンに告白したものの、「まだまだ遊びたい」という理由で振られてしまった私は、「でも会えなくなるのは嫌だから今日から付き合う」と言ってきた彼に対して、こんな提案をした。
なんのことだか分かっていない様子の彼に、私は丁寧に説明を始めた。
この提案は彼にとって、メリットしかないと思った。
だって私との交際を保留にしたまま、思う存分女遊びができるんだから。
彼が私との交際を即決できなかった2つの理由である「まだまだ遊びたい欲」と「他にもっと良い女がいるかもしれない感」を同時に満たせる、最強の戦略だ。
それなのに、彼は意外な答えを出してきた。
なんで?そんなんで慌てて決めて、浮気されたら私嫌だよ!と何度か伝えたけれど、彼の答えは変わらなかった。
彼はもうとっくに、私に依存していた。
私はそれを分かっていたから、交際に迷う彼に対して、こんな強気な提案ができたんだと思う。
私が去ろうとすれば、彼は必ず追ってくる。
この状況をつくりあげていたことこそが、私の明確な勝因だった。
とはいえ私にもプライドがあるので、こんなグダグダな流れで「OK、じゃあ今日から付き合いましょう」とは言わなかった。言いたくなかった。
なので最後に、こう提案した。
こうしなければ、また彼の気まぐれに振り回されることになる。
何度も何度もぬか喜びからのドン底を経験してきた私は、その対策として"彼にしっかり自分を選ばせる"という段階をつくりたかった。
彼は「分かった」と言ったけど、「俺の気持ちは変わらないけどね…」と、少し不服そうに呟いていた。
私は彼のそんな反応が、少し嬉しかった。
それから3日後に、彼から連絡があった。
いよいよ私たちの交際が始まる…
そんなワクワク感を携えて、私は2人の待ち合わせ場所として多用している駅前のコンビニへ向かった。
この日、ついに2人の関係が確定することになる。
n回目のワクワク・・・!
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-【18】へつづく -
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