心ここにあらず
今、現実離れした所で何になる。
考えるな、さもなくばきっと泣き出すから。
いっそ泣いてしまいたい。
こんなに必死に無になろうとしているくらいなのだから。
例えばろうそく1本渡されたとしても、私は火を見つめ泣くんだろうな。
でも今は吹き消す事に踏ん張っている。
堪えるか、やれるのか、また、沼に嵌まるのか。
いいか自分よ。
踏ん張ることで、解決はしない。
泣け。
泥沼に埋まる前に。
自分のせいで、生きてしまっているせいで、と何度嘆けば良い。
何度嘆いたって、手の震えは止まらない、死への思考は止まらない。
だったらいっその事、盛大に泣いてしまえば良い。
泣いて何がかわる。
苦しい思いは無くなるか?
死への思考は無くなるか?
そんなわけないでしょう。
だったら粋がらせてよ。
泣いて自分を保たせられなくなるなら、いっそトゲが刺さろうと、流血しようと腕がもげようと足が腐っても、踏ん張りたいって、踏ん張らなければ、って、思う。
強く思う。
ため息つかれるたび泣きたくなる。
冷たい声色に頭を殴りたくなる。
何回何千回とごめんなさいすみませんと唱える。
回りくどく何かを呟かれると、仕草が見えてしまうと、
どうしても死にたくなる。
家族なのに。
死にたいと暗示させられてる。
そんな気になる。
苦しい。
いつも心臓を何かで捕まれてる気がする。
分かんないかな、そういうの。
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