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「塩田千春展:魂がふるえる」で感じたこと

もうだいぶ前に終わった展示会で感じたことを, 今更になってまとめる.

撮影禁止の作品

ある意味当たり前だが, これらの作品こそが主題だったのではないかと思う. というのも, 撮影禁止の作品たちの方が(平たい言葉で言うと)エグい内容だったからだ. 狂気すら覚える…少なくとも私にはそう感じられた.

撮影できた作品たちの一部抜粋

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↑ はまだ作成途中の作品らしい. 入場前に展示されていた.
↓ ここからが本作品達.

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↑ 会場入って一発目の作品. ある意味で一番コレがぐっと来た.

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↑ 赤い糸がベースの中, 何本か白や黒の糸もあったが, それが何を表しているかは分からなかったし, これについては自分は何かを感じ取ることができなかった…悔しい

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↑ 火事で焼けてしまったピアノ. 塩田氏にはこれも思い出(という衝撃)として心に残ったものだそうだ.

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↑ やはり, 赤の糸より黒の糸のほうが心にずんと深く来るものがある...

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↑ なんとなくだが, この作品が一番気に入った. 特にこの下からカバンを眺める風景のほうが. 一枚目は「糸」が主役だが, 二枚目はカバンがメインになる.

作品を通して

当たり前といえば当たり前だが, 塩田氏は特に

塩田氏は「死」に寄り添ったと仰っており, その辺も含めて見るこちら側の体力・精神力もかなりのものだった. これほどの作品を真正面から受け止めるのはとてもエネルギーがいる. これを生み出すアーティストは(褒め言葉, 尊敬の意味も込めて)狂気をまとっていると思う.

まとめ

冒頭にも書いたが, 塩田氏の作品はとにかくエグいものが多かった(言葉はよろしくないが, 私には好きな作品も多かった).

それは, 塩田千春氏が表現したかった, 今回の展示会のタイトルでもある「魂の震え」を表しているものだからと言って良い. それくらい, 生について塩田氏の心の風景をできるだけ表現されており, 生々しいというか, 脳が追いつかない(理解できないと言っても良い)作品もあった.

彼女ご自身の, 過去2度の癌との闘いもこの作品に大きく影響していることは間違いない. だからこそ, ある意味で「生と死について」の作品であるようにも感じたのと, 自分の生命や僅かながら宇宙を感じるような作品でもあったように思う.

また彼女の作品に触れる機会があれば, 触れてみたいとも感じた.

では(=゚ω゚)ノ

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