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未来思考型 と 経験思考型

私が尊敬する方々、憧れる方々の語る言葉を聞くと毎回思うのが、「どういう事を考えたらこういう言葉が出てくるのか?」ということだ。そして必ずと言っていいほど同時に思うことが、自分には出てこない言葉と視点だな、と。

何故こうも違うのか?という事を最近分析していて、一定の答えが出たので筆を執る。

思考とプロセス

物凄い有名な言葉で、私も大好きな言葉の一つ。哲学好きだからというのもあるが😁

「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」 - パスカル

人間は自然の中ではとても小さな生き物にすぎないが、思考することによって宇宙を包む、というパスカルの哲学者としての考え方を端的に表現した言葉。無限の中に消えゆくちっぽけな存在である人間の有限性を表しているが、一方で人間の無限の可能性を自覚する事を示唆している。大事なのは 思考する・考える という事だ。

人間は何を持って人間なのか を考える時、私は必ずと言って良いほどこの言葉に返ってくる。考えるからこそ人間なのだと。何を考えるべきか?どういう事を考えた方が良いのか?という議論もあるが、その点に関しては本記事では言及しない。

この点と関連する議題としてインプットよりもアウトプットの方が大事 というものがある。私もこれには同意で、この二つは思考プロセスが異なる。

○ インプットプロセス

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このプロセスは、教育プロセスと同じでまずインプットから入る。同期は何にせよインプットから新しいものを得て思考し、そしてアウトプットする(しない人もいる)
と同じでまずインプットから入る。同期は何にせよインプットから新しいものを得て思考し、そしてアウトプットする(しない人もいる)

○ アウトプットプロセス

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このプロセスはまず謎や疑問があり、この時点で思考している人も多い。そこからその疑問解決か思考のパターン化・裏付けのためにインプットを経て、アウトプットする。研究者のプロセスと言っても良い。

インプットプロセスが間違っていると言うつもりはまったくないが、何のために学ぶ(インプットする)?というのが明確であり、得た知見の定着度を考えた時、アウトプットプロセスの方が優っていると私は考えている。

思考の大分類

ある意味でここからが本題(笑)人の物事の考え方を大きく二つに分類し、「未来思考型」「経験思考型」と名前をつけた。前者は「志向」の間違いではなく、「思考」が正しい。それぞれの定義は以下である。あくまで私の中での定義なので、一般的な言葉とは意味が異なる可能性はあることをご了承いただきたく。

「未来思考型」
何かを学び経験して得た知見を元に、未来について考えるタイプの人間。
世の中の謎や事象について、得た知見からパターン化し、今後(未来)の予測をして語る。
「経験思考型」
何かを学び経験して得た知見を元に、次回の対策を考えるタイプの人間。
一度起きたことをパターン化し、成功・失敗のハッシュを溜めていく。

私はもちろん後者の「経験思考型」のタイプでそれはつまり、私の課題が 未来を考えられていない、ということの証左でもある。(※ちなみに本記事もこの思考で書いている。)もう少しこの二つのパターンを深堀りしてみる。

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IT 業界(特にweb業界)のとある企業で働いていることもあるので, 仕事関連のマガジンも投稿する予定です. エンジニア的視点よりも,メンバーを束ねるリーダーポジション視点での投稿になります. 割とリアルな話を書きたいと思っていますので, ご興味あれば.

Keeth Kuwahara が日々の業務・生活の中で, twitter でも facebook でもつぶやかない思っていること, 感じて…

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