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我々はこのまま Web と共に生き, Web と共に死んでいくのか?

と言う事を, 過去2度ほど考えたことがある. (※ 広義の意味での Web , インターネットも含む)

「初めて Web という存在に触れた時」
「Web デベロッパーとして何年か働いた後」

で, どちらも同じ答えに辿り着いた. もちろん YES だ. 現代の日本に住む我々は逃れられないと言っても過言ではなく, 生きていく中で何かしら Web の恩恵・影響を受けているはずだ.

そしてこの流れは止まらないし, おそらく人類が滅ぶまで続くだろう. それくらい Web は我々の生活の基盤レベルにまで発展してきた. 例えばこのご時世, 連絡手段で手紙が主流な人はほとんどいないだろう. LINE や Slack, インターネット電話, 少なくともメールだろう.

逆を言えば, Web に関わる・Webと連携した何かは, これからもそうそう死なないという事になる. もちろん使われなくなったり廃れたり, 運営できなくなったりと, 様々な理由で終わらせないといけない事もあるだろうが, 少なくとも何かを始めるなら Web との関わり方を考慮すべきであるのは間違いない.

Web の歴史を振り返ってみるととても面白いのだが, 創始者ティム・バーナーズ = リー氏の思想がしっかりと根付いており、これは今も変わらないように思う. 世界中, いつでも誰でも自由に扱えるし飛び込める世界, それが Web だ.

よくあることだが, 新しい流れが来た時, 全く未知数で正直リスクを感じ, 傍観する人・何ならちょっと勉強して批判する人は一定数いる. Web でも同じことがあったと思う. が, 時代がそれを許さないこともままある.(とは言え, 現代でも Web に影響しない生活をされている方々もいらっしゃるとは思うが, かなり不便な生活ではないかなと. 私にとっての不便なので, ご本人達にとっては問題ないのかもしれないが)

イノベーター理論

マーケティングに関係する論で イノベーター理論 というものがある.

イノベーター理論の用語説明|ferretイノベーター理論とは、新しい発想や技術を元に登場した商品やサービスなどの市場普及に関する理論のことferret-plus.com

何か新しいものが生まれた際, その普及率が16%を超えるとシェアが爆発的に増えるという理論. 特に面白いのが, 消費者層の受容時期を以下の5階層に分けている点だ.

・イノベーター:2.5%
・アーリーアダプター:13.5%
・アーリーマジョリティ:34%
・レイトマジョリティ:34%
・ラガード:16%

16% という数字は, イノベーターとアーリーアダプターを足した数字. これに関して, ジェフリー・ムーア氏が提唱した「キャズム理論」というものもある.

Web においては, このラガードの人達も少なからず Web の影響下で生活を余儀なくされていることは間違いないと思う. 携帯電話もそう, 拡張性の高さから今らテレビ番組ですら HTML5 を使って作られている時代. 医療機器の技術もどんどん進化し, インターネット接続により強くサポートできるようになってきている(一方でサイバー攻撃などのリスクもくっついてきますが…😓)

おそらく SNS やスマートフォンをお使いの方々は Web を受け入れているだろうし, Web と共に生きていくことは当然とすら思っている人も多いと思うが, Web に対するラガードの方々の選択肢は2つだと思う.

 「このまま Web からなるべく遠ざかった生活を貫く」
 「Web ではない新たなスタイルを確立する」

おそらく後者は不可能に近い気がしているし, そういう事を考える方々はすでに Web を利用していると考える.

Web における危険と未来

もちろん Web に乗っかる分, 他者との接続が増えるのでその分のリスクも発生する. すでにたくさんの事例が出ているので特に説明はしない. ただ Web にはとても未来を感じる.

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IT 業界(特にweb業界)のとある企業で働いていることもあるので, 仕事関連のマガジンも投稿する予定です. エンジニア的視点よりも,メンバーを束ねるリーダーポジション視点での投稿になります. 割とリアルな話を書きたいと思っていますので, ご興味あれば.

Keeth Kuwahara が日々の業務・生活の中で, twitter でも facebook でもつぶやかない思っていること, 感じて…

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