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答えを教えてあげないで!

問いを持つことが大切なのだが、
その問いに、どうにもこうにもすぐにあっという間に答えを教えてしまう大人が多い。

なんでもかんでも「どうして~なの?」と聞いてくる子ども期があるのだけれど、それにすかさず的確にバッチリ答えを教えてしまう。
教え込んでしまう。
ああ、なんって、もったいない!
このとき、子どもの本心は如何にあるのか?
答を求めている?

ちがう、ちがう。
疑問を持った自分を楽しんでいるのである。
?を抱いたその感覚に脳が活性化しているのである。
心底、答えを知りたいと思っていることは、あまり、ない。

だから、こんなとき、子どもを育てるベストな対応は……
「おじちゃんも分からないなあ」
と応じることです。
答えずにどこかへ行ってしまうことがけっこうあります笑
だって、問いや疑問を立てたことで大満足なのですから!
だから、次の別の質問をぶつけてきたりもしますから。

答えを出すために考える、考えさせる時間もまた大切です。

「本当だね、不思議だね、どうしてだと思う?」
「おもしろいなあ、すごいなあ、どうしてだろうね?」

考えるきっかけを試しに与えてみる。
問いを立てたときよりもさらに脳が活性化し、ニューロンやらシナプスがなんか、こう、すごいことになり、つながり成長していくそうです。
答えをすぐに教えてごらんなさい、脳の活動は沈静化し、脳の成長の機会を奪うことになりますよ。
子どもの心もとたんに冷めます。
しっかりじっくり考えるゆとりを与えてください。
それが大人の務めです。
どうかどうかすぐに答えを教えないでくださいね。
答えはね、自分で紡ぎ出すからおもしろいんです。
その答えには、その子にとって大きな価値があります。
与えられた答えよりもはるかに!

不思議がこの世にたくさんあること、何気ない?がいっぱいあること、疑問……その面白さや難しさを共に感じることを楽しみたいものです。


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