まさかじゃない、見たか！

このタイトルに引っかかる方は相当なカープファンだとお見受けします。
こんばんは、叶子です。

ふとこのフレーズが頭に蘇ってきたので書いてみました。
この言葉は、2016年、広島東洋カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たした時。選手会長小窪選手の、ビールかけでの音頭です。

まだ鮮明に思い出せます。何人かフライングしてビールを飲み始めたり、かけ始める選手。それをまだですよ！まだですよ！と笑いながら止める小窪。みんなはしゃいじゃって好き勝手して笑

そして「まさかじゃない、見たか！！」の掛け声で始まるビールかけ。

その2016年まで、私の知ってるカープは弱いチームでした。
私は1997年生まれなのですが、その1997年から16年間、Aクラスにも入っていなくて。初めてCSに出た時は本当に嬉しくてバイト終わりに制服でスポーツ新聞を買いに行きました。エルドレッドの写真を今でも覚えています。

CSというものを経ても、まだ優勝は見えてませんでした。優勝したい！ってのはなんかこう、「5000兆円欲しい！」とか「10連でUR10枚欲しい！」と同じ遠い夢物語みたいな感じだったんです。

それが2016年、ついに叶いました。
家族全員テレビの前に集まって、優勝の瞬間を見届けて、SNSで色んな人と喜びを分かちあって……。
すごく嬉しかったなぁって、このフレーズひとつで思い出せるなんて、なんかめちゃくちゃ良くないですか？

「まさかじゃない」
そう。私たちにとっては夢物語でも、選手たちにとってはそうじゃなかった。まさかなんかじゃなくて、選手たちが本気で掴んだ優勝だった。

これを今思い出したのは、きっと今年のカープも下馬評をひっくり返して2位という成績を収めたからでしょう。
弱い弱いと、今年はダメだと言われても、2位に居ました。新井監督もずっと言っていますが、まさかなんかじゃないですよね。

来年は、FA移籍で西川が居なくなります。純粋に中心選手1人抜けるのは厳しい。
でも、来年のカープも何かやってくれるんじゃないかって思います。選手たちの頑張り、首脳陣の頑張り、裏方さんの頑張り、全部応援したいです。
まさかじゃないだろ！って言って回りたいです。

西川、来年は交流戦と日本シリーズで会おうね。