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母の時の後悔から。。。次は父の闘病②

たくさんのブログの中から訪問していただきありがとうございます💖



母の闘病をきっかけにスピリチュアルに興味を持ったという話、そしてその時に緩和ケアを知っていればよかったなぁと後悔の話を以前しましたが、そのことについてまたおなじような体験を父の時にもしましたので、そのことを書いています。

前回は手術に成功した話です。

そして今日はその続き。。。

転移してしまった話です。



ほっとした数ヶ月後…

血液検査で、父は多発性骨髄腫だと言うことがわかりました。

転移ではなく、また別の癌です😱

それからは、呼吸器科と血液内科、両方にかかるようになりました。

取り残したはずの癌は画像上わからなくなったと言うことで、主は血液内科になるので、呼吸器科でも継続して検査はしていきますが、基本は血液内科の先生になんでも相談してくださいとのこと。

結局、多発性骨髄腫で抗がん剤治療がはじまりました。

ドクターに

「残念ながら、多発性骨髄腫です。

治療をはじめたらもうずっとしなければなりませんけどいいですか?」

と言われました。

よくわからず、

「はい。」

と答えましたが、治らないってこと?

後から疑問が出てきました。

このドクターは患者に寄り添ってお話をしてくれるタイプではありませんでした。



父は全く眠れず、食欲がなくなり、目もぼやけ、耳も遠くなり、体力が落ちていきます。

抗がん剤の副作用です。

案の定、多少の副作用は我慢してくださいって感じで、辛さを訴えても、データーをみて流れ作業のように診察は終わります。

一応、眠れないという点に関しては、睡眠薬を、食欲がないことに関しては胃薬を出してもらいましたが、それでも眠れないし、胃の調子が悪いまま…

再度訴えますが、

「お薬出してるでしょう?」

ってサラッと流されてしまいます。

とうとう、めまいと吐き気に襲われ、立てなくなりすぐ近くの別の病院に連れて行きました。

胃炎を起こしているということで、毎日毎日点滴をしてくださいました。

血液内科のドクターにもそのことを伝えましたが、

「はい、わかりました」

と言われるだけで、何も治療は変わりません。



まず、目を見てゆっくり話を聞くことがないのです😢

父も、ドクターにビクビクしているし、ドクターの顔色を伺ってる父を見て、みかねて、私は口を挟みました。

「緩和ケアという選択肢はないのですか?」

「薬が効かなくなったら、緩和ケアも考えなければいけないでしょうが、まだ、その段階じゃありません」

とドクターは言いました。

父は、まだその段階じゃないっていう言葉に反応し、ひどくないってことかな?

と喜んでいましたが、病気を治すために病院に行くはずが、ドクターにビクビクして顔色を伺っていたら、治るものも治らない気がしてなりません🤔



そんな中、父にも限界が近づいていました。

「もう、抗がん剤は飲みたくない。

眠れなくて、気が狂いそうだ。」

と。

ドクターに抗がん剤をやめたいと訴えました。

「患者が嫌だというならこっちは治療ができないんですよ。」

ドクターは父にではなく、私の方を見て言います。

私も

「抗がん剤はやめさせてください。」

と言いました。

「じゃ、抗がん剤以外の薬はそのまま出していいんですね?」

とドクターは機嫌悪そうに言われます。

「はい。」

と私。




次の診察の時、緩和ケアをお願いしたのですが、以前と変わらない返事でした。

「このまま抗がん剤を飲まなかったらどうなりますか?」

父が尋ねました。

「一年ももたないでしょうね。」

ドクターはこちらに振り向きもせず言いました。

父は

「言われた通りにしないとドクターにもう診察せんって言われるんじゃないか?」

と気にしています。

「そのくらいで診察せんとか言われんよ」

って私はなだめます。

「抗がん剤を飲んだらドクターの機嫌が良くなるんじゃないだろううか?」

と父。

「機嫌を取るために飲むものじゃないと思うよ。」

私は言います。

「でも、飲まんかったら一年もたんって言われたし。」

と父。

「そんなのわからんやん。

余命なんて誰にもわからん。

お母さんだって、辛い思いばかりして、言われた通りにしても余命より早かったやん。」

と私。

どんどん、父は悪い方向に悩んでいます。

悩みすぎな父につい苛立ってしまうのですが、病気になった本人にしかわからないこともあるだろうし、確かに、ドクターの対応も冷たいし、自分に冷静になるよう言い聞かせます。




病気になった本人が1番辛いはずだということは頭ではわかるのですが、私の心もどうかなりそうでした😭

家に帰ったら、子供たちの世話。

子供たちが学校に行ったら、父のサポート。

一人暮らしの父。

いつまで一人にさせといていいのか?

罪悪感も生まれてきます。

夫の家族はちょっと古い考え…

というと怒られちゃいますが、長男が親をみるという考えです。

夫は長男です。

私のきょうだいはまだ独身で仕事が忙しいです。

私もどうしていいかわからなくなってきました。

どっかに雲隠れしたい…

とさえ思いました。

周りが見えなくなり、自己中心的になる自分がいます。

でも、客観的に考えたら、私一人が辛いわけではないのです。

もっと、もっと辛い思いをしている人はいるのですから。

目の前のことに、向き合わなければ…




電話で、がんセンターに相談してみました。

がんを宣告された時から本人が受けたいという意思があればいつでも、緩和ケアを受けれるそうです。

「きちんと病気の説明を受けましたか?

本人さんも緩和ケアを希望されてますか?」

そういえば、ちゃんとどんな病気か聞いてないかも…

でも、父も一度、緩和ケアの門を叩いてみて、紹介状がないとって門前払いされたことがあるのでその話をしたら、どうしたら1番いいのか、色々考えてくれました。

直接緩和ケア外来を受けようと思えば受けれるのですが、ドクターたちの連携があった方が患者さんの為だし、今は、血液内科と緩和ケア外来を並行して通院したがいいだろうということで、紹介状があったがいいと教えてくれました。

と言っても、そもそも直接緩和ケア外来に行った時は紹介状ないとって門前払いされたんですけどね😩

相談窓口もどこまで信頼していいのかわかりません🤔




「ドクターに苦しい想いが伝わってないだけで、伝わればきっとわかってくれますよ。

今電話で言われたことを伝えてみてください。」

と言われました。

聞く耳持たないドクターだもんなぁと思いながら、

「はい、ありがとうございます。」

と電話を切りました。

父は、ドクターの顔色ばかり気にしていましたが、私の中で、緩和ケア外来に早く父を連れていきたいという思いがありました。

案の定、聞く耳をもってくれません。

たくさんの患者さんがいるので、ドクターも忙しいのはわかります。

それから、数ヶ月にわたり、私はしつこくドクターに緩和ケアに紹介状を書いてもらえるように頼みました。




やっと、「書けばいいんですね」

ドクターが機嫌悪そうに、承諾してくれました。

緩和ケア外来にやっと行けます。



緩和ケア外来に行ったことはまた今度😊



最後まで読んでいただきありがとうございます。



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