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Adaptive Retailの現状その3

こんにちは、Cloudly AssistantのToruです。

今回もWalmart・Morning Consultant社が共同で発表している「State of Adaptive Retail」について、トレンド#4について見ていければと思います。

以前の記事でトレンド#1と#2、そして前回は#3をご紹介させて頂いているので是非こちらもご覧ください。

・トレンド #1:
Next-Gen Conveniences Powered by Curated Choices
・トレンド #2:
Multi-tankers Drive Everywhere Shopping
・トレンド #3:
Moving Beyond the Blend
・トレンド #4:
Channel Indifference Starts with Value

Sate of Adaptive Retailより一部抜粋&翻訳

それでは#4「Channel Indifference Starts with Value」を見ていきましょう。

Courtesy of Walmart

商品カテゴリによって消費者の受け入れスピードはばらばらではあるものの、概ね一般的な消費者は新しい購入チャネルを受け入れ、活用していると言える。たとえばアパレルにおいてはネットも実店舗もどちらも使うケースは多いと言えるが、食品や家具などの商品カテゴリにおいてはまだ実店舗で購入するケースが多いであろう。 しかし、いずれの購入チャネルにおいても消費者は購入商品の「価格」、「品質」そしてブランド・販売業社との「信頼」に付加価値を見出していることには変わりわない。

今後、消費者がますます新しいテクノロジーに慣れ親しんでいくにつれて、購入チャネル自体はどこでも良い(Channel Agnostic)と考えるようになるだろう。今後の小売業界の方向性を決めるキーパーソンとなるであろうアーリーアダプターやGenーzについてはすでに様々な商品カテゴリにおいてネットやリアルなど様々な購入チャネルから商品を購入している。

Sate of Adaptive Retailより一部抜粋&翻訳

そして上記の結論の根拠として次のインタビュー・アンケート結果をあげています。

ネット、実店舗に関わらず、消費者は以下の3点に重きをおいている
・値段の公平さやリーズナブルさ (Competitive Fair Pricing
・商品の品質(High Quality items)
・個人情報の保護(Security of Personal Data)

食品カテゴリにおいては現在25%程度のユーザーしかネットショッピングを活用していないものの、35%以上がネットと実店舗の両方を活用したいと回答

一方でアーリーアダプターやGen-Zにおいては*54%のユーザーがネットのみで食品を購入していると回答し、ネットと実店舗の両方を活用しているユーザーは58%に上る。

Gen-Zにおいては特定の食料品切れていたと時、「パッとお店で買う」と回答したユーザーと「サクッとネットで買う」と回答しユーザーの割合がほぼ同等であった。

Gen-Zやアーリーアダプターに関しては顕著に食品をネットで買う傾向が強く出ているようですね。 日本でもネットスーパーやUberEatsなどが徐々に普及してくるにつれて食料品をネットで購入する人も増えているのではないでしょうか。
また、日本では地方の過疎化などにより最寄りにスーパーが無くなってしまうケースも現実的に増えているのではないかと思います。筆者の母も田舎暮らしで免許も返納済みなので食料品確保は苦労していると聞きます。

よく日本の技術はガラパゴス化していると言われますが、食品などのネット購入文化については社会的背景もありとっても意義があると思うので、是非子供からお年寄りまで全世代で使えるネットショッピング技術が日本から進化して欲しいと思います。

以上、3回に渡ってAdaptive Retailの現状について紹介させていただきました。

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