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独り言:グラボはいつも甘い声で耳元に囁いてくる。

(以下の内容は筆者の戒めのために書かれています。)
4070ti Superが発売されたが、4070tiと4080の値段の中間。4070tiも4070ti Superも同じ値段だが、日本では違う。
同じ値段で売れば4070tiが売れなくなるので在庫がほとんどなくなったら、価格を下げるのだろうか?
1060を買ったときは、2万くらいで買えた。
3060tiは時期の悪い高値掴みで9万くらいだった。
グラボに10万円を出せる感覚が身についてしまっている。
パソコン関係はミドルスペックを選ぶのが1番コスパやメンテを考えると良いので、ずっとそうしてきたがハイエンドの入口の4070シリーズを欲しがるなんてNVIDIAの手の上で踊られている。
今回の4000番台に関しては4060シリーズも考えたが、3060tiから乗り換えるには中途半端すぎる。
ゲームをメインにするならDLSSの恩恵を受けられるが、ゲームはほとんどやらないので利点がない。
4060ti 16GBなんてものもあるが、4000番台はそもそもNVIDIAは高いものを買わせようとする匂いしかしない。
(革ジャンがあんなに叩かれていたのは、皆がそう思ってたんじゃないかと勝手に思っている。)

このままNVIDIAの手の上で踊り、Xのタイムラインを見ているとそのうち大金はたいて4090買うんじゃないかと恐れている。
(今のところそこまでいってないが。)

SNS見て誰かのハイクオリティの生成画像を見て、「やっぱり高いグラボがいるか」とため息をついている人はいるだろう。
そのまま勢いで買ってしまうとまともなアイデアがないのに、結局宝の持ち腐れになり、「いい買い物をした」と頑なに自分を肯定する事になる。

確かに高いグラボを買えば、今よりアップスケールされた高画質な画像が今より速く作れる。
だけど高画質なんていくら求めても、それ自体は本質的な価値になるのは難しい。(夜の画像だけが目当てなら迷わず突き進め。)
高画質とかハイクオリティとかに目を奪われ出した時は踏みとどまったほうがいい。

Soraの情報が世の中を駆け巡っているが、あれでなんでも出来ると夢を見れる人はきっとアイデア不足だ。
AIを良い事に使う人でも悪用する人でも凄い人はアイデアが先にあり、それがどう使えるかを淡々と考えている。
少し背伸びして高いものに手を伸ばそうとする時、アイデアがありそれを叶えるために金をかけるべきか考えたほうがいい。
ないなら自分の財布にあった物を買い、ひたすら脳に汗をかく行為に注力するほうがいい。
新しいものに敏感なのはいいがアーリーアダプターはお金がある人向きだと思う。

高価なものに寄っていく傾向はマジョリティーから離れてよりマニアックで蛸壺な世界に踏み込んでいくことを意味する。
現にAI自体も、ニュースやSNSで色んな宣伝活動で「乗り遅れるな」と大声でアナウンスしているが、それがどうありがたいのか本当の意味を分かっているのやたらテクノロジーに詳しいオッサンばかりである。

ハイスぺなAIもこの先たくさん出てくるが、世界から人間が退場する日が来るまで人間はアイデアを考え続ける事になる。

偉そうに書いてきたが
道端に4090落ちてたら見て見ぬ振りできるだろうか?
気前のいい知り合い(そんな知り合いはいない)が4090をタダでくれると言ったら断れるだろうか?

グラボはいつも甘い声で耳元に囁いてくる。


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