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テラミスティカ 革新の時代ー属性別初期配置考察|③沼地属性

※こちらの記事は前回の②湖属性の記事の続きとなります。

記事内の用語の概要や注意点などは、①の記事からご確認をお願いいたします。

続いては沼地属性(黒)です。沼地地形と山岳地系が間違えやすいのが難点です。沼地属性の基本情報は以下のとおりです。

  • [開始時] +1学者、パワー3-9-0

沼地属性の拠点(黒)/近隣の湖;平原(青;茶)/対立地形(紫)

沼地属性から見たマップとしては、西エリアや北東エリア、東~南東エリアなどにもアクセスできれば、比較的落ち着いた土地で開拓しやすい地形配置となっています。ゲーム開始時に学者を持っている利点を活かし、船Lvをすぐに上げて大陸を横断する戦略も有効です。初期パワーが最も多いことを活かし、1R目から不足しがちな7金補充を予めしておくことも可能ですし、2スコップ使っての開拓も十分狙えます。先を見越しあとで橋を繋いで都市化することも可能でしょう。
もちろん、先に科学Lvアップに学者を用いて科学ボーナスをしっかりと得て開拓を進める戦略も有効です。
状況に応じて器用な戦略を取れるのが、沼地属性の強みと言えるかもしれません。

1箇所目:北大陸C6/東大陸D6

初期配置候補の1棟目は、船Lv1で工房展開していける北大陸C6もしくは東大陸D6です。他勢力の初期配置次第ですが、C6の方が隣接しやすい場合が多いと思います。

北C6/東D6|船渡りで南東へ、橋をかけるもよし

船Lv1で大量工房展開→その後都市化も

北大陸は拠点・近隣地形が6箇所も連続しており一見開拓しやすそうですが、熾烈な北大陸においては大抵の土地は初期配置で奪われてしまいます(相手プレイヤーの初期配置次第で北大陸が比較的空いている場合は、ガンガン開拓もありです)
一方、初期学者を使って船Lvアップさえすれば、C6→D6→湖E7→F6→H10と、1R目から工房4棟建築が可能です。
湖E7を得るために1スコップが必要ですが、最初からⅡに9パワーある利点を活かし、パワーを排除してでも工房を建てていくことが可能です。このタイミングでもし2スコップを使えるまでパワーが入っていれば、平原C5も押さえると最大5棟も狙えます。
1R目からも狙えますが、ラウンド中盤で狙うのが良いと思います。ラウンド得点を見て忠実に展開していきたいところです。
工房展開が完了すれば、その後のラウンドで更なる都市化候補地を開拓していく足掛かりとなります。D6から森林B6→沼地A8を押さえてしまえば、近隣地形の多い北東大陸で悠々と開拓していくことも可能です。F6まで到達できれば東大陸で都市化、平原F5/湖H8→沼地H7を取って南東エリアで都市化がそれぞれ狙えるかもしれません。
ただし、湖属性がいれば初期配置でE7に置かれる可能性は十分あるため、その際は橋をD6に建ててE7だけで我慢するのも一考です。その場合平原C5は確実に抑えて都市に繋げたいところです。

2箇所目:南大陸H4

初期配置候補の2棟目は、周りに他勢力が集まりやすい南大陸H4です。

南H4|他人が集まるのは逆にチャンス!とはいえ少なくとも東か西には抜けましょう

圧倒的なパワー獲得をしつつ、新天地へ脱出

砂漠属性が相手にいる際、右に位置するH5には殆ど確実に初期配置され、平原G5か平原I6を狙ってくることでしょう。平原属性がいれば右上の平原G5は人気で、左上の森林G4も森林属性だけでなく湖・山岳属性からも狙われやすく、左の荒野H3も初期配置地点として十分ありえます。
そのため、開拓路がふさがれてしまうリスクはありますが、1R目からかなりのパワーを得られる機会が巡ってくることでしょう。初期パワーの優位性を活かして点を下げてでも着実にパワーチャージすることで、防がれる前に十分脱出できることでしょう。
脱出経路としては、東抜けルートと西抜けルートがあります。H4に初期配置した場合、最終マジョリティーのためのリンク確保用に抜け道を作るところが課題となります。基本的に東抜け、欲を言えば西抜けも優先的に目指しましょう。東抜けの場合でも南大陸での都市設立を目指し、平原I6と湖I7はなるべく取っておきたいところです。

東西への進展

東抜けルートでは、南外郭を這うように平原I6→湖I7→森林I8→沼地H7と東に抜けていきます。沼地H7まで到達するのが大変ですが、その後沼地F6まで届けばさらに開拓していけます(砂漠属性が沼地H7を取るには2スコップ必要なので、ここを取る暇があれば砂漠属性は東大陸に向かって進んでいく方がお得なので、沼地H7は開けておいてくれるかもしれません)。
また、もう一軒の初期配置が北C6や東D6で、湖E7から先に沼地H7に到達し、外から東の抜け穴を作ることも可能です。
完璧にいけば、北半島・東半島/北東大陸/東大陸/南大陸の4拠点で都市化を狙えるはずです。近隣者がいない土地にはパワーのある中立建物(宮殿/大学/記念碑)を建てるのも有効な選択です。
平原・砂漠属性が南大陸から東大陸に向かって侵略する動きや、荒野・湖属性が東大陸で猛威を振るう動きにも注意が必要です。

西抜けルートの場合、初期パワーの優位性も加味しつつ、2スコップを使って森林G4を取り、南西大陸への侵略の足掛かりとします。ただし、前述の通り、森林G4は森林/湖/山岳属性に狙われやすい場所でもあります。やむを得ず荒野H3を掘る場面もあるかもしれません。
上のイラストのように、平原G5や荒野H3を初期配置とする各属性とパワーを分け合いつつ森林G4→湖F2と開拓していくのが理想です。西抜けでは北C6には届かないため、湖F2は是非とも押さえたいところです。
西抜けさえできれば、南西大陸・西大陸は沼地属性にとって開拓しやすい地形群が待ち受けています。
平原や砂漠属性は北大陸から南西に向かって拡大を狙ってくることもままありますが、先に沼地G3→平原G2→沼地F1と支配できれば、南西への侵略の魅力が薄れ、西・南西エリアは悠々と開拓できることでしょう。

その他:南西G3

受動パワーチャージやギルド建築が遅れますが、南西のG3も初期配置地点となりえます。

南西G3|2都市狙えるかも?リンク・隣接者の少なさに課題

西エリアは南西大陸と西大陸に都市化候補地が2群用意されており、人気エリアでもないため、じっくりと都市化を目指せます。西外郭(平原E1・沼地F1・湖G1)を押さえられるのも得点化にとっては魅力かもしれません(後述)。また、平原属性が平原C5から、砂漠属性が砂漠D4から南西に侵略してくる地域を完全にブロックできる利点もあります。
ただし欠点も多く、半島全体が拠点・近隣地域であり隣に建ててくれる勢力がほとんどおらず、ギルド改築が難しくなりがちです。「2本→ギルド改築」の本スイッチが見えていたり、「スウォームリング宮殿:ギルド改築スイッチ」をとれると苦しまずに悠々と開拓していけますが……。
また、もう1棟の初期配置とのリンクも難しく、北C6との初期配置セットにした場合、何とか南半島の湖F2を押さえる必要が出てきます。南H4からだと西抜けがうまくいけばいいですが、H4から東抜けもできないと開拓エリアがあまりない状況となりかねません。

ちなみに、北西のA3やC3も初期配置したくなる地系配分となっていますが、北西からの脱出が困難なため、初期配置としては避けるのが無難です。

オマケ:「外郭3点」を狙えるかも?

沼地属性は、ラウンド後半に「外郭工房3点」の能力タイル又は最終ラウンド得点での得点も狙うことができます。
拠点地形・近隣地系だけでも、C6からは北外郭(湖A7・沼地A8・平原A9)や南東エリア(平原E10・沼地H10・平原I12)が狙えます。
H4から西抜けできれば西外郭(平原E1・沼地F1・湖G1)が狙え、東抜けできれば南東エリアも見えます。
無理して狙うことはなくともラウンド得点次第で、外郭を狙うことを念頭に前半・中盤の開拓戦略をプランニングするのも面白いと思います。

まとめ

まとめると、沼地属性の基本的な初期配置と開拓方向は以下の通りです。
・北C6:平原D6を押さえつつ、船Lv1で南東・北大陸へ侵攻
・南H4:スコップを用いて平原I6から東抜け・森林G4から西抜け 

沼地属性は森林・湖属性と比べると前半に要求されるスコップ数も多いですが、パワー供給は得やすく、中・後半を見据えて前半からの開拓は重要です。上記初期配置セットであれば建物改築・都市化も狙いやすいことから、綿密なプランニングをして勝利のための得点行動をとっていきましょう。

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