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テラミスティカ 革新の時代ー属性別初期配置考察|②湖属性

※こちらの記事は前回の記事の続きとなります。記事内の用語の概要や注意点などは、以下の記事からご確認をお願いいたします。

続いて湖属性です。基本性能は以下の通りです。

  • [開始時] 船Lv+1

湖属性の拠点(青)/近隣の森林;沼地(緑;黒)/対立地形(紫)

初期恩恵として船Lv1スタートということは、いきなり別の大陸への侵攻がしやすい、かと思いきや、船Lv1ではご覧の通り、A2―C2間しか届きません。
とはいえ、最小限のスコップで数多く建設でき、船Lv2となると、東エリアを蹂躙できる地形配置が組まれています(丁寧に作りこまれたマップ配置です)。
早期に工房展開を進められれば、以降十分な道具収入を得られる等のメリットもあるため、湖属性の特徴を活かして積極的に狙っていきたいところです(※点数化を忘れないようにしましょう)。
船Lv2にするためには通常学者が必要なため、パワーを潰してでも学者を得るか、1R目に学校へ改築、2R目に学者を得て船Lv2として工房を拡げていく戦略もよいと思います。ただしラウンドボーナスタイルの「船Lv+1&水辺工房2点」タイルや、他の手段で学者が入手、宮殿タイルや革新タイルで船Lvを上げる等できれば、戦略はより多様になります。

1箇所目:東大陸E7

初期配置候補の1箇所目は、東エリア蹂躙の足掛かりとなるE7です。

東大陸E7|船Lv2+1スコップだけでここまで建築可能

利点-船Lv2で湖3箇所へのアクセス

初期配置候補の1箇所目は、東エリア蹂躙の足掛かりとなるE7です。
船Lv2にさえあげられれば、それだけ(スコップ不要)で北東B8/東F7/南H8の湖3箇所に工房が建てることができます。
さらに、スコップ1本を得て森林B8又は沼地D6を掘れれば、湖A7も到達可能となり、さらに展開できます。中央・西へのリンクや侵攻を考えると、早めに沼地D6を押さえておきたいところです。
都市化については南大陸(湖I7・森林I8・沼地H7・湖H8・森林H9・沼地H10)や北東大陸(湖A7・沼地A8・森林B8・山岳B9・湖B10)が狙い目です。山岳E6と、沼地D6・森林E5が取れれば東大陸半島でも都市化できるかもしれません。
タイミングとしては「工房2点」のラウンドや、「水辺2点タイル」を積極的に狙っていきましょう。
イラストでは工房のみ書いていますが、理想としては中立建物を建てられれば、さらに収入が安定したり、都市化が容易になったりするため、積極的に狙いたいところです。オススメは中立ギルドで、都市化に貢献するだけでなく、5金収入と工房の道具収入を合わせればかなり余裕のあるゲームメイクができることでしょう。

弱点-近隣不在により資金・パワーが不足しがち

弱点は、通常初期配置~前半は周りに誰も建築してくれない点です。強いて言えば、荒野属性がE8に配置してくれれば御の字です。そのため、ギルド建築やパワー受領により資金不足解消に苦心しかねず、「どこを改築するか」に頭を使うことになることが多いです。
また、沼地D6が取られてしまうと、中央方面への展開はまず不可能になり、もう一軒の初期配置とのリンクに難儀するかもしれません。
工房展開さえできれば道具収入は十分なので、パワー・お金収入はもう一方の初期配置から学校/宮殿を作って確保しましょう。

2箇所目:南大陸先端F2

初期配置候補の2箇所目として、南大陸半島に位置するF2が他大陸へのリンクのしやすさの点で魅力的です。

南大陸F2|E7とのセットで船Lv2だけで4棟建築、船Lv3でさらに開拓可

利点-リンクの要所として、東西南北へ延伸可能

船Lv2にアップできれば、F2から西大陸の湖H2に到達できます。その後、沼地G3を押さえて橋を架ければ、都市化も狙えます。もし山岳属性がF3に初期配置をしてくれば、先に森林G4は押さえたいところです。
なお、E7&F2を初期配置にした場合、スコップ不要でなんと計4棟の建築が可能です。「水辺2点タイル」があれば、以降の道具収入を確保しつつスコップなしで簡単に8点獲得可能です。
ラウンド中盤までを目途に東大陸半島の沼地D6を取れれば、もはや東エリアとのリンク面での心配は無用となります。とはいえ、先に触れましたが、あとで取られるリスクをつぶすため、なるべく東E7から先に押さえておきたいところです。
船Lv3まで達すれば北西や西外郭エリアにもアクセス可能となり、こうなるといよいよマップ全域を支配できます。最終得点計算でのマジョリティー1位も十分視野に入ることでしょう。

3箇所目:北大陸B3

初期配置候補の3箇所目は、初期船Lv+1を活かした、北大陸中腹に位置するB3です。

北大陸B3|1スコップだけで3棟建築、都市化も狙える

西抜け-1スコップで3箇所へのアクセス

1スコップを使って隣の森林B2に建てられれば、船Lv1を使ってA2→C2の湖地形と計3棟が建築可能です。1スコップのみで3棟建てられるお手軽さは魅力です。
この西抜け戦略がうまくいけば、他勢力が触りにくい沼地A3を取れば北大陸で都市化できます。確実な都市化を狙うのであれば、湖A2に塔を建てるのがオススメです。さらに、森林A1・山岳B1と沼地C3も取れれば北西エリアでも都市化が可能です。
とくにB2・B3は南側に間違いなく誰か他勢力はいるでしょうから、大量に工房をばら撒く戦略よりも、早めに着実に都市化を目指す際には、北B3からのスタートもオススメです。
またB3からの西抜け戦略を取る場合、船レベルをすぐに上げる必要はないため、無理に学者を取らなくとも湖属性の利点を活かす立ち回りが可能です。

東抜け-東エリアとアクセスできるか⁉

湖地形の特性を活かした西抜け戦略について、相手に森林属性や山岳がいる場合に森林B2を奪われないようにしたいところです。
もし奪われた場合、東方向の森林B4→沼地C6/山岳A6への脱出を検討しなければなりません。ただし沼地C6は人気のエリアのため、要注意です。
また、かなり攻めた初期配置ですが、もう1棟を東E7に初期配置する場合、東抜けを狙いましょう(西回りであとから南F2を取るのは大抵うまくいきません)。
また、B3への初期配置は、森林属性にとって北大陸の最重要地を奪われることとなるため、かなりの痛手となります。森林属性がB4に置いたあとにカウンターとしてB3に置くのも一考です。

その他:南大陸中腹I7-近隣地形が連続、東エリアの開拓も?

他にも近隣地形の多さでI7も挙げられます。

南I7|連続地形は多いが、はじめスコップは必要

拠点地形・近隣地形が6箇所連続しており、少なくとも沼地H7まで達すれば前述の東エリア蹂躙へも届きます。
逆に言えばH7を奪われるとかなりの痛手となりますので、なんとしても確保したいところです。またH7に到達するのは早くとも2R・3R目になると思われますが、それまでに急所となる東E7を取られるとI7初期配置の魅力は極めて低くなります。
メリットは、砂漠属性を相手取る際、ほぼ確実にH5には初期配置してくれることから、南大陸中腹でパワー供給をもらいやすいのも大きなメリットです。デメリットは、最初に湖属性の利点を活かせず、最初の開拓にスコップを要する点です。

まとめ

湖属性の初期配置案として、基本的には以下のセットが考えられます。
・E7&F2:船Lv2で大量建設が可能、リンクも比較的安心
・B3&F2:船Lvをすぐにあげなくとも展開可、早期都市化も狙いやすい
・E7&B3:船Lv1で北西、船Lv2で東エリアを大量展開可能。ただしB3からの東抜けは必須
 
早期工房展開戦略により工具収入・マップ支配で優位に立てる点が湖属性の最大の特徴と考えます。ただし、マップ支配だけでは勝てないので、ラウンド得点に忠実に建築することや、他の方法での着実な得点化、もしくは豊富な道具を用いて敵の要所を奪い、泥臭く勝利を目指すことも忘れないようにしましょう。
 

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