時計との出逢い

スチームパンク風 ストーリー案

時計頭は路地裏で奴隷を拾う。

奴隷は、布一枚で首輪を巻かれ鎖で繋がれ汚れていた。
時計頭は富豪だった。

連れて帰ると、役割を話される。
時計頭(富豪)は、彼を家畜のように扱うのではなく、一人の人間として扱い、人権を持たせた。



奴隷は、最初は戸惑う。
しかし、一緒に暮らすなかで心を開く。

そして、数年。
奴隷だった少年は、異形頭のメンテナンス技術者に。










ここで、何をしているの?
っ!?
待って。別に痛い目にあわせようとしている訳じゃないよ。

・・・離して。
あなた、誰かに飼われているの?

奴隷は頭を横に振る。

何で、こんなところに?
能力が使えないって棄てられた。役立たずって。
じゃあ、うちに来なさい。


時計頭は、無理やり奴隷を連れ帰る。
次に、風呂に入らせ綺麗にする。

え、えっと・・・?
綺麗になったじゃない。
あの、ありがとうございます。これから、僕はここで飼っていただくのでしょうか?

そうね。行く宛がないなら、拾ってあげる。
でも、条件がある。
条件ですか?

どんなことをされるのか・・・


私と異形頭の修理や道具の制作をしなさい。
えっ?でも、僕の能力は・・・
あなたは、能力を勘違いしている。さっき見せてもらったけど、あなたの能力は、道具をガラクタに変えるんじゃない。モノの時間を巻き戻す能力よ。

モノの時間を巻き戻す能力?
そう。私なら、あなたを使いこなせる。一緒に暮らしましょう?

は、はいっ!
契約成立ね。私は、奴隷なんて扱いはしない。あなたをパートナーとして迎え入れるわ。
しかし、首輪を離さそうとしない。
大事なもののようね。分かった。じゃあ、鎖は外して・・・ これはどう?

代わりに、時計の針を模したアクセサリーを付ける。

これは?
これならネックレスに見えるよ。


一緒に暮らして、数年。
首輪はしたままだが、鎖ではなく、時計頭の所有物という名目で、アクセサリーを付ける。


もりぃ?
はい?ノヒトさん何でしょうか?
お客さんのようよ。
えーっ?またですか?
えぇ、しかも、手荒い方のね。準備はいい?

今行きます!じゃあ、新開発の武器使ってみるかな?


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